UPDATE 1-カナダ中銀、政策金利を1%に据え置き 声明から将来的な利上げ示唆する文言削除

2013年 10月 24日 00:44 JST
 
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[オタワ 23日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は23日、政策金利である翌日物金利を予想通り1%に据え置いた。

また、成長が予想を下回り、低インフレが長引く恐れがあるとして、2012年4月以降初めて、将来の利上げに関する文言を声明から削除した。

前月の声明にあった、金利水準の「段階的な正常化」との文言が今回の声明から削除されている。

中銀は声明で、インフレ率は過去1年半にわたり中銀が目標とする2%を下回って推移していると指摘。このことは「インフレに対する下方リスクの重大性が増していることを示唆している」とした。

ただ「家計の不均衡はすでに高まっているが、さらに悪化するリスクを中銀は考慮する必要がある」とし、「こうした点を考慮し、中銀は現在実施されている著しい金融刺激は引き続き適切と判断し、翌日物金利を1%に据え置くことを決定した」とした。

ロイターがアナリストを対象に前週実施した調査では、最初の利上げは2014年第4・四半期になるとの予想が示された。

中銀は今年第3・四半期の成長率見通しを年率換算で1.8%とし、前回予想の3.8%から下方修正。第4・四半期は2.3%とし、2.5%から引き下げた。

2014年の成長率見通しは2.3%とし、これまでの2.7%から下方修正した。

中銀は米国の今年下半期の成長率予想も引き下げ、米経済の成長鈍化により「7月時点の予想と比べカナダの輸出は弱含む」との見方を示した。

世界経済ついては、ユーロ圏、日本、中国が予想外に好調なことから、これまでの見通しをほぼ踏襲。ただカナダの輸出の大部分は米国向けとなっていることから、こうした状況はカナダ経済にはむしろ不利になるとの見方を示した。

今回の政策決定会合は、ポロズ総裁就任後3回目となる。

 
 
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*統計に基づく世論調査ではありません。