英中銀議事録:政策維持を9対0で決定-現状で追加策必要ない
10月23日(ブルームバーグ):イングランド銀行(英中央銀行)は今月の金融政策委員会(MPC)で、政策の現状維持を全会一致で決めた。経済データが「力強い」景気回復を示唆していることから一段の措置は不必要と判断した。
23日公表された8、9両日の会合の議事録によると、MPCは資産購入枠 を3750億ポンド(約59兆円)で維持することを9対0で決定。政策金利 を過去最低の0.5%に据え置くこともメンバー9人全員が支持した。
議事録によれば、メンバーらは「過去1カ月のデータは引き続き、経済活動の力強い回復を示唆」し、信頼感が高まりつつあるとともに指標は下期の成長率 が2%前後となることを示唆しているとの認識で一致した。
議事録は「市場金利はここ1カ月で低下し、生産は少なくとも予想通りの速さで拡大しているもようだ」とし、「従って、現時点で金融による景気刺激を拡大する根拠はほぼないとの見解で全メンバーが一致した」としている。
原題:BOE Unanimous on Policy as MPC Sees Little Case for Easing(1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Scott Hamilton shamilton8@bloomberg.net
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更新日時: 2013/10/23 18:31 JSTニュース一覧
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