UPDATE 2-第3四半期の豪CPIは予想上回る伸び、追加利下げ観測が後退

2013年 10月 23日 12:14 JST
 
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    [シドニー 23日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が発表した第3・四
半期の消費者物価指数(CPI)は、燃料価格の急騰を背景に予想を上回る上昇となった
。これを受けて年内の利下げ観測が後退し、豪ドルは4年半ぶり高値を更新した。
    豪準備銀行(RBA)のトリム平均値CPIは前期比0.7%上昇した。伸び率はロ
イターがまとめた市場予想の0.6%をやや上回った。前年比では2.3%上昇し、こち
らも予想の2.1%を上回った。
    総合指数に相当するオールグループは前期比1.2%上昇、前年比2.2%上昇。市
場予想はそれぞれ0.8%上昇、1.8%上昇だった。
    
    ただ、前年比の上昇率は中銀の目標バンドである2─3%の上限まで余裕があり、必
要があれば利下げの余地があることを示唆している。
    
    為替市場では、予想を上回るCPI上昇が買い材料となり、豪ドル が0.9
710米ドル付近から0.9749米ドルに上昇。4カ月半ぶり高値を更新した。
    銀行間先物市場<0#YIB:>では、年内の利下げ実施観測が後退し、今後12カ月での利
上げの可能性がやや高まったことが織り込まれた。
    AMPキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、シェーン・オリバー氏は「追
加利下げを予想する向きにとっては痛手となる内容だ。ただ、第3・四半期は強い内容に
なる傾向があり、第4・四半期が下向きのサプライズとなる可能性はある」と述べた。


  CPI(オールグループ)
                    前期比(%)   前年比(%)  指数
 第3四半期       +1.2           +2.2         104.0 
 予想         +0.8           +1.8
 豪準備銀行(RBA)のトリム平均値CPI
                    前期比(%)   前年比(%) 
 第3四半期        +0.7           +2.3
 予想         +0.6           +2.1
 豪準備銀行(RBA)の加重中央値CPI
                    前期比(%)   前年比(%) 
  第3四半期        +0.6            +2.3
 予想        +0.6            +2.3
    
    *CPI(オールグループ)とのトリム平均値CPI推移のグラフ
    link.reuters.com/fes77s
    *アジアのインフレのグラフ
    link.reuters.com/han92t
    
    *統計の詳細は豪統計局のウェブサイト(www.abs.gov.au.)でもご覧になれます。
 
 
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*統計に基づく世論調査ではありません。