再送-米半導体各社、相次ぎ予想下回る売上高見通しを発表 軒並み株価下落
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[サンフランシスコ 22日 ロイター] - 米半導体大手が今週までに市場の予想を下回る売上高見通しを相次いで発表し、22日の株式市場で株価が軒並み下落した。通信機器用半導体大手ブロードコム は携帯電話向け半導体の需要鈍化に伴い、1000人以上のレイオフ実施を明らかにしている。
インテル やテキサス・インスツルメンツ(TI) は既に失望を誘う四半期見通しを発表しており、ブロードコム、特殊半導体メーカーのアルテラ 、RFマイクロ・デバイセズ もこの流れに続いた。
ブロードコムの株価は時間外取引で約8%下落したほか、アルテラは6%近く、RFマイクロは5%それぞれ下げた。
RBCのアナリスト、ダグ・フリードマン氏は、世界全体で景気がぜい弱な状態が続いているため、自動車や産業設備、ノートパソコン、スマートフォン向け半導体の買い手にとって、在庫を積み増す必要性があまりないと指摘した。
アルテラの幹部は、アナリスト向けの説明で、ワイヤレス機器、軍事関連、自動車向けなどの半導体販売が今期は横ばいになるとの見通しを示した。
欧州の半導体メーカー、STマイクロエレクトロニクス は高性能なスマホ用半導体について、第3・四半期はアジアで需要が弱かったと指摘。第4・四半期の売上高見通しは前期比横ばいで、上下に3.5%ポイントの振れが見込まれるとしていた。
ブロードコムはコスト削減のため、第3・四半期にリストラに着手したことを明らかにした。従業員約1万2050人のうち、最大1150人の削減も含まれるという。
4G(第4世代)携帯電話向け半導体で後れを取っていることや、スマホなど通信機器用半導体販売の競争激化を受けて、ブロードコムの株価は年初来で19%下落していた。
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