米アムジェンの７－９月期：24％増益－医薬品販売伸びる

　　10月22日（ブルームバーグ）：売り上げベースで世界最大のバイオテクノロジー会社、米アムジェン の７－９月（第３四半期）利益は前年同期比24％増加した。医薬品の売り上げが伸びた。同社は通期の見通しを上方修正した。

22日の発表資料によると、７－９月期の純利益は13億7000万ドル（約1340億円、１株当たり1.79ドル）と、前年同期の11億1000万ドル（１株当たり1.41ドル）から増加。一時的な項目を除いた１株利益は1.94ドルと、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想 平均の1.78ドルを上回った。

アムジェンは今月手続きを完了した米オニキス・ファーマシューティカルズ 買収で多発性骨髄腫の治療薬「カイプロリス」を手に入れた。医薬品業界で今年最大規模となるこの買収でアムジェンの売上高は伸びる見通し。アナリストによると、カイプロリスの売上高は2018年までに20億ドル超に達する可能性がある。

アムジェンの株価は前日比2.3％高の116.21ドルで終了。年初来では35％上昇している。

同社は2013年通期の売上高と調整後利益の見通しを引き上げた。売上高は183億－185億ドル、１株利益は7.35－7.45ドルになるとしている。アナリスト予想平均は売上高183億ドル、１株利益7.36ドルだった。

７－９月期の売上高は前年同期比9.9％増の47億5000万ドルとなり、アナリスト予想平均の45億8000万ドルを上回った。主力のリウマチ治療薬「エンブレル」や化学療法を受けるがん患者が使用する「ニューラスタ」の販売増加が寄与した。

原題：Amgen Third-Quarter Earnings Rise on Increased Drug Sales（抜粋）

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