中国:短期金利、7月以来の大幅上昇-中銀が資金供給控える
10月23日(ブルームバーグ):中国金融市場では23日、短期金利が7月以来の大幅上昇となっている。中国人民銀行(中央銀行)が市場への資金供給を控えていることに加え、法人税の納付が響いている。
銀行間資金の取引センターであるNIFCがまとめた加重平均によると、7日物レポ金利 は上海時間午前10時4分(日本時間同11時4分)現在、42ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の4%と、7月29日以来の大幅上昇となった。翌日物レポ金利は67bp上昇し3.76%と、6月20日以来の大幅な上げ。
人民銀は17日以降リバースレポ入札を停止しており、先週は金融市場からネットベースで445億元(約7100億円)が引き揚げられた。HSBCセキュリティーズ・アジアの金利ストラテジスト、ピン・ル・タン氏(香港在勤)は「法人税の納付期に入った上に、人民銀は流動性を吸収している」と述べた。
原題:China Money Rate Jumps Most Since July on PBOC, TaxPayments(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:上海 Helen Sun hsun30@bloomberg.net
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更新日時: 2013/10/23 13:09 JSTニュース一覧
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