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中国で23日、銀行間金利が大幅に上昇している。同日の上海銀行間取引金利(SHIBOR)は翌日物で3.7800%と、前日の3.0520%から72.80ベーシスポイント(bp)上昇。10bp以下の変動にとどまっていた直近の動きとは異なる推移を見せ、約1カ月ぶりの水準を付けた。7日物や14日物も目立った上昇幅となっている。
中国人民銀行(中央銀行)が資金供給オペを停止していることが、銀行間市場における流動性のひっ迫につながっているもようだ。人民銀は先週17日、約2カ月半ぶりにリバースレポ取引を停止したのに続き、きのう22日の定例オペでも同取引を実施しなかった。不動産バブルやインフレ懸念などを受け、人民銀が金融政策のスタンスをやや慎重に傾けていると指摘する向きもある。
なお、SHIBORは毎営業日の現地時間午前11時30分(日本時間午後零時30分)に発表される。
《NT》
提供:フィスコ