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      鷹島の海底遺跡で新たにいかり

      鎌倉時代に当時の中国、元の軍が来襲した「元寇」の際、嵐に遭遇して沈没した船を発掘するため、松浦市鷹島沖の海底で行われていた調査で、この海域ではこれまで見つかっていなかった石材が、1つのタイプのいかりが発見され、元寇にさまざまな種類の船が結集していたことをうかがわせる貴重な資料として注目されます。
      琉球大学の池田榮史教授などでつくる研究チームは、おととし、元寇の際に沈没した元の船を、原形をとどめる形で発見した松浦市鷹島沖の海域で、10月10日から調査を行い、その結果を公表しました。
      それによりますと、元の船が見つかった場所から北西に100メートルほど離れた、深さおよそ20メートルの海底から、元の船のものとみられる木製のいかりの一部が見つかったということです。
      いかりには、直角に交わる形で、長さおよそ2.5メートル、中央部分の幅がおよそ0.4メートルのいかりの重しとみられる石材が確認され、石材が1つのタイプのいかりだったとみられています。研究チームによりますと、鷹島沖の海域では、これまでも元の船のものとみられるいかりが見つかっていますが、いずれも2つの石材を組み合わせたものばかりで、石材が1つのタイプのいかりが見つかったのは初めてです。
      琉球大学の池田教授は「元寇には多種多様な船が結集していたことがいかりの形状からも明らかになった」と話しています。

      10月23日 18時54分