2013年10月23日20時33分
2020年東京五輪の主会場になる国立競技場(東京都新宿区)の建て替え計画について、下村博文文部科学相は23日の参院予算委員会で、「縮小する方向で検討する必要がある」と述べた。
文科省は予算を1300億円と想定しているが、資材や仕様によっては費用は最高で3千億円になるとの試算を業者が出している。下村氏は、試算額について「あまりにも膨大」と指摘。計画縮小に関して「デザインそのものは生かす。競技場の規模はIOC(国際オリンピック委員会)基準に合わせるが、周辺は縮小する」と説明した。
新競技場は、イラク出身建築家のデザインが公募で選ばれた。流線形の外観で開閉式の屋根を備え、収容人数を1・5倍の8万人とするなど世界有数の規模。文科省によると、競技場上部のアーチを細くしたり、周辺の回廊を縮小したりする案が検討されている。
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朝日新聞官邸クラブ
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