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福島・川内村で「復興祭」
10月20日 16時35分

福島・川内村で「復興祭」
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東京電力福島第一原発の事故のあと一時、すべての住民が村の外に避難し、今も復興が課題となっている福島県川内村で、地元産の野菜を直売するテントなどが並ぶ「復興祭」が開かれ、大勢の人でにぎわいました。

「かわうち復興祭」は村などが主催して去年から行われています。
開会式で遠藤雄幸村長は「福島第一原発の汚染水問題など新たな問題が起きているが負けるわけにはいかない。しっかりと復興し、新しい川内村をつくっていく」と述べました。
会場には、地元産の食材を直売するコーナーなど30余りのブースが並びました。
村内で作付けが再開され、放射性物質の検査で安全性が確認された大根やかぼちゃ、それに新たな雇用の場として村などが出資して設立された野菜工場のレタスなども販売され、村の内外から訪れた大勢の人たちが次々と買い求めていました。
川内村は、原発事故のあと一時、すべての住民が村の外に避難し、今も住民はおよそ2割しか戻っておらず、村では除染など住民が安心して暮らせる環境づくりに取り組んでいます。
子ども連れで会場を訪れた20代の女性は「このような催しは、人が大勢集まってにぎやかになっていいと思います。早く震災前のように、みんなが戻って安心して暮らせるようになってほしい」と話していました。

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