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栃木・那須町 観光減少などで東電に賠償請求
10月23日 20時56分

福島県に隣接する栃木県の那須町は、東京電力福島第一原子力発電所の事故で地元が被った損害は東京電力が責任を持って対応するべきだとして、東京電力に対しておよそ2億4800万円の損害賠償を請求しました。

那須町の高久勝町長は23日、町役場に東京電力福島原子力補償相談室栃木補償相談センターの今田康史所長らを呼び、損害賠償の請求書を手渡しました。
この中で高久町長は「原発事故で被った被害は東京電力が責任を持って対応し、費用も負担するべきだ」と述べました。
東京電力に対する損害賠償の請求額はおよそ2億4800万円で、内訳は観光客の減少に伴う温泉入湯税の減収分およそ9100万円。
町営牧場の牧草から基準を超える放射性物質が検出されたため、購入することになった干し草などの飼料およそ7000万円。
高い濃度の放射性物質を含む焼却灰の仮置き場の設置費用およそ3100万円などです。
東京電力福島原子力補償相談室栃木補償相談センターの今田所長は、「請求内容を本社などで審査し、支払いできるものから支払っていきたい」と話していました。
高久町長は、「前向きな答弁をもらったので、全額要求どおりに支払ってほしい」と話していました。

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