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原発事故後初めての魚介類の競り10月19日 11時55分
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18日、福島県いわき市の沖で、原発事故のあとでは初めてとなる試験的な漁で水揚げされた魚介類が19日朝、初競りにかけられ、早速、福島県内の小売店の店頭に並びました。
初競りは福島県内の4つの卸売市場で行われ、このうち、いわき市中央卸売市場では、17日水揚げされたうちの3割近くに当たる400キロの魚介類が競りにかけられました。
2年7か月ぶりの地元産の魚の初競りとあって午前6時から行われた競りには、仲卸業者など100人以上が集まり、威勢のいいかけ声の下次々に競り落としていました。
17日に水揚げされたタコや毛ガニ、それに地元特産のメヒカリなどの魚介類は、サンプルを抜き取った検査で、いずれも放射性物質は検出されていません。
初競りでメヒカリは、1キロ当たり800円と、ほかの県産のものよりも2割から3割ほど高く取り引きされ、卸売業者の金成裕司さんは「地元産の魚を扱えることを待ち望んでいたので、とてもうれいしいです」と話していました。競り落とされた魚介類は早速、福島県内の小売店などに運ばれました。
いわき市内の鮮魚店では放射性物質の検査結果と共に店頭に並べられ、買い物客が目当ての魚介を買い求めていました。
毛ガニを購入した男性は「地元のものが食べたかったので朝から買いに来ました」と話していました。2年7か月ぶりの地元産の魚介類の販売について、鮮魚店の小野崎幸雄社長は「待ち望んでいました。お客様に安全性をPRしながら地元産の魚介類をたくさん販売していきたいです」と話していました。
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