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福島で14年ぶり 交流イベント復活10月19日 22時6分
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原発事故の影響で多くの住民がふるさとを離れている福島県双葉地方の8つの町村が、14年ぶりに「ふたばワールド」という交流イベントを復活させ、県内外から帰ってきた住民たちが久しぶりの再会を喜びました。
「ふたばワールド」は、福島第一原発がある双葉地方の8つの町村が協力し、かつて持ち回りで開催していた地元住民が交流する催しで、一度途絶えましたが、「原発事故でばらばらになったふるさとの絆を取り戻そう」と、14年ぶりに復活しました。
今回は原発から20キロ圏外にある広野町の総合グラウンドが会場となり、自慢の料理や地元産品などを提供する復興商店街などさまざまなブースが設けられました。中でも人気を集めたのが直径1メートル50センチの大鍋で作られた1000食分の「すいとん汁」です。
避難先から駆けつけた農家の主婦たちが野菜やきのこなどをふんだんに使って調理し、無料でふるまうと1時間半で無くなりました。特設ステージでは、双葉町を拠点に活動していた太鼓のサークルがオリジナルの曲を披露し、訪れた人を楽しませていました。
太鼓を演奏した15歳の男子高校生は、「町の公民館で習った太鼓を演奏でき、懐かしい人にも会えてとてもうれしい」と話していました。
主催者によりますと、19日は県内外から3000人が訪れたということです。
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