レッドソックス、ＷＳ初戦はレスター　ＤＨオルティスは敵地で一塁

　６年ぶりにア・リーグを制したレッドソックスは２１日、本拠地フェンウェイパークで全体練習を行い、今ＰＳでともにチーム最多の８試合に登板している上原浩治（３８）、田沢純一（２７）両投手もキャッチボールやランニングなどで汗を流した。

　練習前に公式会見に応じたファレル監督は、鍵を握る第１戦の先発にエースのレスターを指名。「彼は自分自身を良く理解しているし、なによりも自分自身の能力を信じて投げることができる」と今ＰＳで２勝、防御率２・３３をマークしている左腕に全幅の信頼を置いた。

　また、ＤＨ制が適応されない敵地ブッシュスタジアムでの第３戦から第５戦の野手の起用法にも言及し、主砲オルティスを一塁手として出場させる考えを示唆。オルティスは今季６試合に一塁手として先発出場しているが、大砲コンビのナポリとの併用を強いられることになり「われわれがナショナルリーグの球場で戦う時は大きな痛手を負うことになる」と不安要素も口にした。　（ボストン穐村賢）