11月8〜10日に台湾・台北で行われる日本代表VS台湾戦のメンバーに広島から丸佳浩外野手(24)、菊池涼介内野手(23)、野村祐輔投手(24)が内定していることが22日、分かった。今季、カープ初のCS進出に大きく貢献した同級生トリオが、26歳以下で編成予定の“ヤング侍”で日の丸デビューを飾る。
16年ぶりのAクラスを若き力で引っ張った赤ヘルの同級生トリオが、日の丸デビューする。
丸は今季、新井打撃コーチの指導もあり、打撃開眼した。主に1番打者としてレギュラー定着し、打率2割7分3厘、14本塁打、58打点はチーム3冠。29盗塁で自身初のタイトルとなる盗塁王を獲得。球宴にも初選出された。
「まだまだ課題がある。調子の波を少なくしないと。いかに同じスイングをシーズン通して続けられるか」。さらなる飛躍を目指すためにも、自身初のジャパン入りが貴重な経験になりそうだ。
2年目の菊池は、高い身体能力を武器に走攻守で一気にブレークした。守備でも528補殺と二塁手でのセ・リーグ記録を大幅に更新。守備範囲の広さは、今やリーグでも屈指の存在だ。打率は2割4分7厘ながら、11本塁打、57打点、16盗塁の好成績。球団新記録となる50犠打と2番打者に定着した。
「丸が出れば攻撃の幅が広がる。2人でチャンスメークしたい」と、今季は言い続けた。カープの得点源となった“キク・マル”が侍でも駆け回ることに期待は高まる。
野村は今季、初の2桁勝利となる12勝(6敗)を挙げた。前半戦は投球フォームを崩すなど不調だったが、後半戦7勝3敗と盛り返した。防御率3・74は新人王を獲得した昨季の1・98を下回ったが「今年は試合の中で流れが分かるようになった」と自慢の投球術にはさらに磨きがかかった。広陵、明大に続き、カープでもジャパンのユニホームに袖を通すことになる。
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