〔金利マーケットアイ〕国債先物が続伸、長期金利は一時5カ月半ぶりの0.600%
[東京 23日 ロイター] -
〔金利マーケットアイ〕
<15:20> 国債先物が続伸、長期金利は一時5カ月半ぶりの0.600%
国債先物中心限月12月限は前日比12銭高の144円91銭と続伸して引けた。前日に発表された9月米雇用統計が雇用改善ペースの鈍化を反映した内容となり、米緩和政策が長期化するとの思惑から米債が買われた流れを引き継いだ。円高・株安に加えて、日銀買入による需給引き締まりが意識されて、先物12月限は一時145円ちょうどと5月2日以来、約5カ月半ぶりの水準に上昇した。
現物市場でも利息収入確保を狙った買いが現物長期・超長期ゾーンを中心に観測。同ゾーンには、銀行、アクティブ系年金、公的投資家などから買いが入った。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同1.5bp低い0.600%と5月9日以来の水準に低下、午後3時10分現在0.605%で推移。5年利付国債利回りは一時同0.5bp低い0.200%と4月12日以来、20年超長期国債利回りは一時同2.5bp低い1.445%と5月2日以来、30年超長期国債利回りは一時同3bp低い1.575%と5月2日以来の水準に低下した。
<15:00> 翌日物の加重平均0.08%前後か、ユーロ円金先はしっかり
無担保コール翌日物の加重平均レートは0.08%前後と前日(0.070%)に比べて上昇する見通し。当座預金残高が再び100兆円規模に膨らむ中、金融機関の資金需要は限定的。地銀・信託・証券を主な取り手に、実需ベースで0.065─0.07%が取引の中心。しかし、一部で観測された試し取りの動きが加重平均レートを押し上げた。
ユーロ円3カ月金利先物は債券高を受けてしっかり。中心限月2014年9月限は前日清算値比1ティック高の99.785。
<13:55> 国債先物が高値こう着、10年・0.6%割れに抵抗感も
国債先物が高値こう着。午後寄り直後から円高・株安、しっかりとした日銀オペ結果を手掛かりに買い進まれた後は、高値警戒感から上値追いに慎重ムード。「超長期ゾーンに追随する形で、先物・長期ゾーンも買われてきたが、10年・0.6%割れに対する抵抗感から、買いの手がいったん止まった格好」(国内金融機関)という。
10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp低い0.600%で推移している。
<12:40> 国債先物が5カ月ぶりに145円回復、日銀オペで需給引き締まり
国債先物中心限月12月限は前日比17銭高の144円96銭と午前終値(144円94銭)を上回って午後の取引が始まった。午後寄り直後には145円ちょうどまで買われ、5月2日以来約5カ月ぶりに145円台を回復した。
日銀が発表した国債買入オペ結果が総じてしっかりとした結果となったことを受けて、需給引き締まりが意識され、買いが入った。3本オペのうち、10年超は「前日に20年債入札が行われたにもかかわらず、悪くなかった」(邦銀)、「相場が高値圏にあるにも関わらず、売却ニーズが限られた印象」(国内金融機関)との声が出ている。
午後の取引開始直前に、本田悦朗内閣官房参与の講演内容が伝わったが「リフレ派としてのこれまでの主張を踏襲した内容で、相場への影響は限定的だろう」(国内証券)との見方があった。
<11:20> 翌日物は0.06─0.07%中心、ユーロ円金先は強含み
23日午前の短期金融市場では、無担保コール翌日物は0.06─0.07%中心での取引。主な取り手は地銀、証券など。当座預金残高が再び100兆円規模に膨らむ中、資金需要は限定的だった。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCレートは横ばい圏。
ユーロ円3カ月金利先物は債券高などを受け強含み。中心限月2014年9月限は前営業日清算値比1ティック高の99.785。
<11:15> 国債先物は続伸で前引け、長期金利0.605%に低下
国債先物は続伸で午前の取引を終えた。中心限月として5月2日に付けた145円台に迫る取引となった。22日の米債市場では、市場予想を大きく下回る米雇用統計の結果を受け、緩和継続との見方が大勢となった。国債先物は米債高を手掛かりに買い進まれた。もっとも、高値警戒感も見られたため、戻り売りも出ていた。現物債は超長期債利回りの低下が目立った。10年債対比のスプレッドを意識した買いが優勢で、主体は銀行勢とみられている。20年債、30年債ともに利回りは5月2日以来の低水準を付けた。長期ゾーンは外為市場でのドル安/円高や、日経平均株価の上値が重くなった場面で0.6%ちょうどまで低下した。午前の取引後半にかけては、利益確定売りが優勢。イールドカーブはブルフラット化の形状。日銀は国債買い入れオペを通告した。
国債先物中心限月12月限の前引けは、前営業日比15銭高の144円94銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp低い0.605%に低下した。
<10:38> 長期ゾーンに益出し、日銀は国債買い入れオペ通告
長期ゾーンに益出しがみられている。足元の10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比1bp低下の0.605%で推移。外為市場でのドル安/円高や、日経平均株価の上値が重くなったことを受け、長期金利は0.6%ちょうどまで低下したが、「国債先物が145円台に接近し高値警戒感が見られると、長期ゾーンにも利益確定売りが出た。過熱感はない」(国内証券)との見方が出ていた。
日銀は残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、10年超を対象にした国債買い入れオペを通告した。オファー総額は8000億円。市場では「残存10年超を含めオファーは想定通り。結果次第だが、超長期ゾーンの需給が締まる可能性がある」(同国内証券)との声が聞かれた。
<09:47> 超長期債利回りが低下幅拡大、10年債対比のスプレッド意識
超長期債利回りが低下幅を拡大。足元の20年146回債利回りは前営業日比1bp低下の1.460%、30年40回債利回りは前営業日比1.5bp低下の1.590%で推移。いずれも5月2日以来の低水準を付けている。市場では「10年債対比のスプレッドを意識した買いが優勢。さすがに10年債には割高感が出始めており、運用資金は超長期ゾーンに徐々にシフトしているようだ」(国内金融機関)との見方が出ていた。
<09:02> 超長期・長期ゾーンしっかり、カーブはパラレルに下方シフト
超長期・長期ゾーンがしっかり。足元の10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比0.5bp低下の0.610%で推移。20年債、30年債といった超長期ゾーンの利回りにも低下圧力がかかっている。市場では「前日の20年利付国債入札の強さから判断して、きょうの買いも銀行勢主体と思われる」(国内証券)との見方が出ていた。イールドカーブは超長期・長期ゾーンでパラレルに下方シフト。
<08:48> 国債先物は続伸で始まる、米緩和継続との見方で
国債先物は続伸でスタート。12月限の寄り付きは前営業日比8銭高の144円87銭。5月7日以来の高水準で取引されている。22日の米債市場では、市場予想を大きく下回る米雇用統計の結果を受け、緩和継続との見方が大勢となった。市場では「米債高に敏感に反応し、買いが先行している。日銀の国債買い入れオペへの期待もある」(国内証券)との見方が出ていた。ただ、高値警戒感もあるため、「益出しも出ており、一気に上値を追う地合いにはなっていない。冷静に対応している印象だ」(同国内証券)との声が聞かれた。
<08:33> 翌日物は0.06─0.07%中心、大手行0.06%ビッド
無担保コール翌日物は0.06─0.07%中心で取引されている。主な取り手は地銀、証券など。大手行は0.06%ビッド。市場では「当座預金残高が再び100兆円規模に膨らむ中、資金需要は限定的。低位で落ち着いた取引になっている」(国内金融機関)との声が聞かれた。
日銀によると、朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は100兆4000億円、準備預金残高は78兆8000億円程度となる見込み。
<07:14> 翌日物0.065─0.07%中心か、当預残は100.4兆円見込み
無担保コール翌日物は0.065─0.07%を中心に取引される見通し。当座預金残高は日銀オペの買い入れスタート日となるため、大幅に増える見込み。市場では「資金余剰感は一層強まり、資金ニーズは限られるだろう」(国内金融機関)との見方が出ていた。
22日の加重平均金利(速報ベース)は、前営業日比0.001%高い0.070%だった。
日銀が朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は22日に比べて1兆1000億円増の100兆4000億円程度になる見込み。当座預金残高の100兆円台乗せは10月17日以来。残り所要積立額は7000億円。 値一覧(10年債)・入札前取引含む
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