ＫＯ―Ｄ無差別級及びアイアンマンヘビーメタル級王者・ＨＡＲＡＳＨＩＭＡ（右）とＥＸＴＲＥＭＥ級王者・本多

　ＤＤＴの大阪・ボディメーカーコロシアム大会（１１月４日）で、ＫＯ―Ｄ無差別級及びアイアンマンヘビーメタル級王者・ＨＡＲＡＳＨＩＭＡ（年齢非公表）とＥＸＴＲＥＭＥ級王者・アントーニオ本多（３５）がＤＤＴ版３冠戦を行うことが発表された。

　ＨＡＲＡＳＨＩＭＡは２０日の後楽園ホール大会で男色ディーノの挑戦を退けＫＯ―Ｄ王座Ｖ２と同時に挑戦者が保持していたアイアンマン王座を獲得。次期挑戦者は「じゃんけん大会」を勝ち上がった本多に決定した。

　その本多はＥＸＴＲＥＭＥ級王者のため、大阪決戦では両者が保持する全てのベルトがかけられることに。同王座は王者が試合形式を決めることができるが、本多は「挑戦者の立場で（ＫＯ―Ｄを）取りに行きたい」と、過去に行われた「ぐるぐるバットデスマッチ」「ういろう完食マッチ」などの奇をてらったマネはせず、あえて通常ルールでの対戦を要求。もちろんＨＡＲＡＳＨＩＭＡに異論はなく「完全に得意な分野。自分が３冠王者になります」と豪語した。

　とはいえ唯一の懸念材料はアイアンマン王座。同王座はいついかなる場所でも３カウント及びギブアップで王座移動という過酷極まるルール。ＨＡＲＡＳＨＩＭＡは大阪決戦まで出場が予定される５大会での敗戦はおろか、それ以外の場所でも第三者に３秒以上両肩を押さえつけられることが許されない。

　プロレス界では誉れ高き「３冠戦」が絵に描いた餠とならないためにも、ＨＡＲＡＳＨＩＭＡは２４時間気を抜けない日々が続く…。