先日の開棟式で、嘉田知事は、下記のように述べたと中日新聞が伝えている。
「病棟の開設で障害者の円滑な社会復帰が期待できる。協力いただいた住民に感謝し、安全対策に万全を尽くす」
病棟建設所管の厚労省は、治療に関する検証資料を持っているが、対象者の社会復帰に関する検証データは持っていない。 どう円滑に社会復帰が出来るのか?
また、協力いただいた住民とは、各学区の一部の自治連合会執行部であろう。
当地域であれば、平成23年度の不正会計事件の連合会長や、住民に内緒で要望書作成の密談に加わり、その後も暗躍し続けた人権の会長か黒幕ごっこ好きの長老族あたりだろう。
嘉田知事直々に、まずはこのメンバーたちを呼び、見つめ合い会見でもしながら、表彰状でも渡されたらどうだろう。
一般住民は、ドン引きだ。
<中日新聞>
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20131021/CK2013102102000079.html
医療観察病棟で内覧 草津の県立精神医療センター
2013年10月21日
11月から運用を開始する医療観察病棟=草津市笠山で |
傷害など重大な事件を起こしながら刑事責任を問えない触法精神障害者が入院治療し、社会復帰を目指す「医療観察病棟」の運用が十一月一日から始まるのを前に、開棟式と内覧会が二十日、草津市笠山の県立精神医療センター内に設置された病棟内であった。
病棟は鉄筋二階建て二千六百九十六平方メートル。予備も含め二十三床のベッドを備え、医師、看護師ら四十人が応対する。
式では嘉田由紀子知事が「病棟の開設で障害者の円滑な社会復帰が期待できる。協力いただいた住民に感謝し、安全対策に万全を尽くす」とあいさつ。出席者は職員の案内で入所者が暮らす個室や、二重扉などのセキュリティー対策などを確認した。
一方、運用に不安を訴える地域住民らは抗議活動を実施。嘉田知事に「地域住民の意向を無視し、強引に建設された病棟の運用に断固反対します」とする抗議文を手渡した。
(中尾吟)
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このHPを書いている途中で、ふと思った。
嘉田知事は、国の障害者政策委員であった。
<過去投稿から>
http://green-hill.info/2012/12/28/%e5%98%89%e7%94%b0%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e3%81%af%e3%80%81%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e8%80%85%e6%94%bf%e7%ad%96%e5%a7%94%e5%93%a1%e3%81%a7%e3%81%82%e3%81%a3%e3%81%9f/>
障害者政策に詳しいはずなので、「円滑に社会復帰」とはどうするのかを教えていただきたいと思い、秘書課に電話した。
秘書課の話によると、滋賀県HPの「知事の手紙宛」でメールしてほしいとのこと。
返信はいただけるのかと聞いたら、「今回、このようにお電話もいただいたので、知事にもそうお伝えします」と担当者の返答。
「知事の手紙」の担当部署はこのHPでも同じみの「県民の声室」。しっかり伝えていただきたいですね。
質問内容は下記の通り(要略)
●障害者の円滑な社会復帰が期待できるとはどういうことか、具体的な内容を教えていただきたい。
●「協力いただいた住民に感謝」とは誰を指しておっしゃったのか?協力してくれた住民には感謝し、政策に疑問を投げかけた住民には感謝しないと受け取れる。公平・公正な県政を担う知事の発言とは思えないので驚いた。ご見解をお聞かせいただきたい。
以上の2点。知事からの誠意のある回答が楽しみだ。