主演映画「マラヴィータ」のジャパンプレミアに登場したデ・ニーロ

　ハリウッド俳優のロバート・デ・ニーロ（７０）が２２日、都内で行われた主演映画「マラヴィータ」（１１月１５日公開）のジャパンプレミアに登場した。
　デ・ニーロの来日は６年ぶり。４００人のファン、２００人の報道陣が駆けつけた。

　グリーンカーペットでは、日本テレビ系「ＰＯＮ！」の取材で訪れた、お笑いコンビ「ロッチ」中岡創一（３５）がデ・ニーロにカツラをかぶせようとし、周囲のスタッフが青ざめる場面があった。だが、デ・ニーロは余裕の笑顔でスルー。大人の対応を見せた。

　舞台あいさつでは、日本のファンに感謝。「こんなに若い方が多くてうれしい」と目尻を下げ「行儀がいいですね。他の映画祭、例えばカンヌは（ファンが）ギャーギャー叫んで大変。（日本は）おとなしくて素晴らしい」と語った。

　同作の製作総指揮はマーティン・スコセッシ氏（７０）。デ・ニーロとは、数多くの作品を輩出した盟友で知られる。

　息の合ったタッグにデ・ニーロは「いつも楽しいし、また一緒にやる企画があるんだ」と新作をほのめかした。

　この日、特別ゲストとして来場予定だった猪瀬直樹東京都知事（６６）は急きょ欠席。

　台風２６号で甚大な被害を受けた伊豆大島の復旧に対応するためで「出席できないことは非常に残念に思っております」などとコメントを出した。