開幕から６連敗と元気のない島根の面々（ｂｊリーグ提供）

　今週の「ウイークリーｂｊ」は開幕６連敗と元気のない島根にスポットを当てる。昨シーズンは西地区３位となり、プレーオフでも地区準決勝まで進んだチームが、今季はいまだ勝ち星なしだ。

　◇今週の注目カード　高松―島根　２６日午後７時、２７日午後２時・備前市総合運動公園体育館

　今シーズンの島根には昨季優勝の横浜から、トーマス・ケネディ（２６）とショーン・マロイ（２９）の２人が加入した。ところが、チームの平均得点は西地区最下位の６７・２点。ｂｊリーグ全体でも青森の６３・３点に次ぐワースト２位だ。

　２０日の京都戦では、第２クオーターが「６―９」という、まれに見るロースコア。ブライキディス・ブラシオス・ヘッドコーチ（４８）は「リバウンドとディフェンスの勝負になると思っていた」と“想定内”を強調したが、１０分間で６点はいくらなんでも少なすぎ。第１Ｑで９点差をつけてリードしながら、最終的には３点差（５７―６０）で敗れてしまった。初勝利のカギは６戦で４２・１％と低迷するシュート成功率を改善できるかにかかっている。

　対する高松もここまで１勝３敗と調子はいまひとつだけに、島根にとっては今季初白星のチャンスだ。逆に、ここでつまずくようだと、その後は浜松、沖縄といった上位との対戦が控えるだけに白星はますます遠くなる。泥沼にはまる恐れもあり、いきなり正念場の戦いだ。