フィギュアスケート女子の浅田真央(23=中京大)が再び上昇気流に乗った。グランプリ(GP)シリーズ開幕戦のスケートアメリカでは204・55点という高得点で優勝。悲願のソチ五輪金メダルへ上々のスタートを切ったが、真央には“追い風”もビュンビュン吹きまくっている。ソチでは、「ロシアの長嶋茂雄氏」を父に持つ真央シンパの大物熟女が、大きな影響力を発揮することが期待されるからだ。
シーズン開幕戦から200点超えで優勝し、これでGP全大会を完全制覇した。真央はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の失敗に悔しさをにじませながらも「この演技でこれだけの得点をもらえて満足。課題はジャンプだけ。これを最低レベルとして階段を上がっていけばいい」と自身に及第点を与えた。
スケート人生の集大成に位置づけるソチ五輪は来年2月。大目標に向けて、真央に抜かりはない。前コーチで現在は振り付けを手がけるタチアナ・タラソワ氏(66)の存在が、ロシアで力を出せる環境づくりに一役買う、と言われているのだ。
「タラソワさんのお父さんはアイスホッケーの名監督で、日本でいう長嶋茂雄さんみたいな存在なんですよ。だからその娘も有名で人気がある。ロシアスポーツ界での影響力は大きく、プーチン大統領とも懇意の仲。そのタラソワにかわいがられているということは、ロシアでは大きな意味があります」(ロシアのフィギュア事情に詳しい関係者)
タラソワ氏はコーチ時代、直接真央を指導する機会が少なかった。五輪出場権がかかる全日本選手権よりもロシア国内の大会を優先して来日しないなど、自分本位のスケジュールを組み、何かと不評を買った。
練習拠点に対する考え方の違いもあって師弟関係の解消となったが、タラソワ氏は「私はマオのファンです」と公言し協力を続けている。今回のフリー曲、ロシア人作曲家ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2章」は振り付け、衣装ともにタラソワ氏が担当した。
タラソワ氏の“実力”は昨年、ソチで行われたGPファイナルで実証済みだ。タラソワ氏が乗った選手関係者の車が、プーチン大統領の往来のための交通規制で立ち往生した。その際、タラソワ氏はなんとプーチン大統領に連絡。その後は選手車両に警察関係の先導車が付いたという、驚くべき逸話がある。
今回の五輪の舞台はそのロシア。「ロシア人は外国人でもタラソワが手をかけている選手を応援するでしょう」(前出関係者)。うまくいけば、ソチが真央の“ホーム”のような雰囲気になる可能性もあり、タラソワ氏の存在が真央にとって絶大な援護射撃になるのは間違いない。逆に言えば、タラソワ氏との関係を切らなかった真央サイドのファインプレー。真央最後の大一番へフォローの風が吹きまくる。
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