2013 AES NY SHOW Report!:STERLING SOUND訪問!



2013 AES Conventionもいよいよ明日開催となりましたが、
世界に名だたる名門マスタリング・スタジオ「STERLING SOUND」を訪問し、
エンジニアさんにお話をおうかがいすることができました!
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>>STERLING SOUND HP(日本語)

なかなか取材をすることが難しいので、とても貴重な体験となりました。
※事前のアポイントメントが必要なのですが、そもそもがアポを取ること自体が困難なのです…

まずはじめに、STERLING SOUNDの簡単なご紹介から。

STERLING SOUNDは、トップセラーアルバムを数多く手がけてきたマスタリング・スタジオです。ニューヨークのチェルシーマーケット・ビルの6Fに位置します。

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以下はSTERLING SOUNDのHPにも書かれていることですが、
以下のような3つの要素がスタジオで不可欠となっているとのことです。

1.精密で音響学的にニュートラルなリスニング環境
2.自社設計のオリジナルおよび市販の高品位アナログ/デジタル機材の数々から成る充実のシグナルプロセッサーコレクション
3.なにより重要なのがエンジニア陣。いずれもミックスを聞いただけで作品を見極め、そのクオリティを高める方法を見抜くことのできる、クリエイティブな洞察力に長けたプロたちです


また、STERLING SOUNDの特徴として、「e-Mastering」というサービスも行っています。
つまり、マスタリングのみをSTERLING SOUNDに依頼し、オンライン上でデータのやりとりをするというものです。

今ではオンライン・マスタリング自体メジャーなサービスとなりつつありますが、STERLING SOUNDの「e-Mastering」はこの分野でもパイオニアであり、肝となるオンラインでのファイル転送も専用のトランスミッション・ユーティリティーを用いることで、送受信されるファイルすべての安全性と機密性、ビット単位まで完全に一致するデータの可用性や信頼性が保証されています。

今、世界で最も多忙と言われるチーフ・マスタリング・エンジニアのTed Jensen氏をはじめ、
STERLING SOUNDに所属する敏腕エンジニアさんを、オンライン上でセッションの予約が可能です!

そんなSTERLING SOUNDでございますが、
今回の訪問で、シニア・マスタリング・エンジニアであるJoe Laporta氏に、
STERLING SOUNDについておうかがいしました。



Joe氏は、Foo Fighter'sのアルバム”Wasting Light”で、2012年のアルバムオブザイヤーでグラミーノミネートされています。
Joe氏が使用しているスタジオの機材について、じっくりとお聞きすることができました。





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また、STERLING SOUNDでは、2名の優秀なテクニカルエンジニアが在籍していて、スタジオ・システムのアップグレードやメンテナンスを行っていることが強みであり、彼らがいることでマスタリング・エンジニア達はクリエイティブな作業に専念できるているとのことです。

テクニカル・エンジニア…バリ氏
※STERLING SOUNDの機材のカスタム/修理メンテナンス

ITエンジニア…ジョー氏
※前述のe-Masteringで使用するサーバーの管理及びオリジナル・ソフトウェアの開発(e-Masteringの仕上がりをチェックするためのリファレンス・プレイヤーソフトや、STERLING SOUNDとデータのやりとりをするためのトランスミッション・ユーティリティーソフトウェア)

以下、引き続きSTERLING SOUNDの中の写真をご覧ください。

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以上、STERLING SOUNDより詳細をお送りしました。

私たち取材班の所感としましては、
マスタリング・エンジニアのセンス/技術力もさることながら、
その上さらに、STERLING SOUND独自の技術力(マスタリング・ルームのアコースティック・デザイン、機材のカスタムや、IT技術に優れたエンジニア)が上乗せされることで、
相乗効果となり、STERLING SOUNDならではの音質/クオリティになっていくのだなと強く感じました。(スタジオの出音は本当に素晴らしかったです…)

こういった技術力とセンスの積み重ねにより、唯一無二のスタジオとして、常にトップを走り続けていけるのではないでしょうか。

(文:宮地楽器神田店 澤口・MIYAJI Professional Division 井上 / 取材:澤口・井上)

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