財務省、診療報酬引き上げに難色 医療費効率化を求める財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会が21日開かれ、医療費などの社会保障予算について議論した。財務省は、高齢化などで毎年約1兆円ずつ膨らんでいる医療費の効率化に取り組む必要があると指摘。仮に診療報酬を1%引き上げれば約4200億円の負担増になることから、報酬改定でさらに上積みをする状況にはないとの見解を示した。 財務省によると2010年度の医療費の自然増は高齢化分が約6千億円で、医療の高度化分が約8千億円。このため、安価なジェネリック医薬品(後発薬)の使用促進などを求めている。 【共同通信】
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