2013.10.23 05:01(2/3ページ)

阪神・藤浪、リミッター解除!真のエースへ特別扱い卒業

2年目は制限なくフル回転が期待される藤浪。まずは踏み出す左足を修正する

2年目は制限なくフル回転が期待される藤浪。まずは踏み出す左足を修正する【拡大】

 これから、どこまで進化するのか。セ・リーグ高卒新人では46年ぶりとなる2けた白星を挙げるなど、最高の形でプロ生活をスタートした藤浪だが、その成長を後押しすべく、指導役の中西投手コーチが“リミッター”の解除を宣言した。

 「今年みたいな制限はない。よっぽどのことがなければ、他のローテーション投手と一緒。(登板間隔が)中6日も中5日もある。カードの頭? 当然、ある」

 福岡県内でオーバーホール中の19歳について、2014年の方針を明かした。1年目の今季は、新人合同自主トレから首脳陣が徹底管理。1月の鳴尾浜のブルペンは立ち投げのみを許可し、捕手を座らせて本格的に投球練習を始めたのは、春季・宜野座キャンプ中の2月10日だった。プロ入り後初めて実戦のマウンドは3月2日の練習試合・オリックス戦(安芸)。他球団のルーキーより遅いデビューとなった。

 大阪桐蔭高時代の蓄積疲労を考慮した首脳陣の調整法が功を奏し、いきなり10勝(6敗)をマークした。ただプロの1シーズンを経験し、来年以降はもう、一人前の投手という評価だ。過保護はせず、能見らとローテーション投手として起用していく。今季は主に調整ペースを固定するため、24試合のうち23試合が土曜と日曜日だったが、来季は違う。間隔をずらしてでも、大事なカードの初戦を託すことも、あるというわけだ。

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