最近横行している手口の詳細
○詐欺目的?の通販サイトが多数開設される。
※特徴
・店舗名が「意味不明なアルファベットの羅列.com」となっている
※9月下旬?より、バナーだけ普通の店名(パクリ)になっているところも
※数字の羅列.comや、.net、.bizなどの場合も少数ながらある
・何でも送料無料なうえ、品揃えは比較的豊富、商品価格はかなり安く設定
・商品説明や発送方法、会社概要等の文章において「不自然な日本語」が散見
・なぜか簡体字のフォントが少々混じることが
・会社概要に「電話番号」が無い上、住所等も架空のもの(民家やマンションの一室だったり…)
・入金が銀行口座振込のみであるが、取引銀行や口座等の詳細情報は掲載されず
・他の通販サイトから画像や商品説明等を流用している。
→だから、たまに流用もとの店舗名(楽天とか)などを消し忘れてる場合がある
・会社概要に書かれている住所等がたまに変更されるケースがある
※WHOIS情報から、GoDaddy社にてドメインを大量取得し詐欺疑いサイトを量産していると推測。
店舗名をいちいち考えるのが面倒で、ランダムなアルファベットの羅列を店名に当てたのでしょう。
※詐欺疑いサイトのIPから住所を割り出すと、アメリカ合衆国のスコッツデールにやたら集中してます。
先述のGoDaddy社のサーバの所在地であると思われます。
あと、シカゴ、ヘンダーソン、ロスってのもある。まあ、米国内ですな。
(GoDaddy社が詐欺行為?に加担しているというわけではありませんよ)
なお、WHOIS情報には架空・デタラメの情報が多くマトモじゃない感じ。
※数字の羅列系.comのものは、enomなどほかの会社でドメイン取得したものが多いみたい。
まあ、どのみち海外サーバ。
※詐欺疑いサイト数は少なくとも500以上。被害報告は今年度に入ってから。特に2013年の夏以降か。8月にサイトが増産されたみたい?ドメイン取得の時期はだいぶ前のものもあるが・・・
9月に入って新設されたのも多数ある。増殖中。
※Zen Cartという通販サイト構築ソフトを用いているようで、テンプレを使いまわしている模様。
…つまり、複数の詐欺疑いサイトのつくりが酷似しているわけです。
※これまでも多数あった、ブランド品専門店を騙るニセブランド品ショップとは異なります。
当ブログで紹介しているのは、ブランド品に限らず、日用品や工具、スポーツ用品、ペット用品ほか様々な商品を対象とした、新手の手口のものです。
↓
○Google等で「(商品名) 価格」で検索すると、上記サイトが偶然ヒット。 ※価格は市場では最安値に近い。法外な廉価となっている場合もあります。しかも送料無料で食指ものびるわな
※他店で在庫切れ、廃盤となってる商品が見つかってテンションがあがることも
↓
○思わず飛びついてしまい、お客様情報登録のため、個人情報を入力。
※個人情報は転売、悪用される可能性を払拭できないよな・・・
と思っていたら、詐欺疑いサイトに記載されている「会社概要」における住所や担当者氏名は、
アカウント取得のために顧客(騙された人)が入力した個人情報を流用されている例が多数。
実際に個人情報を流用されたとの報告あり。
しかも複数の詐欺疑いサイト間で共有されている模様。
これって結構ショックですね。
罪無き消費者の自宅が、詐欺が疑われる通販サイトの会社所在地にされちゃったり・・・
☆9月中旬以降、ダミー情報を入力する人が増えてきたのか、妙な住所や氏名が「会社概要」に
記載される例が少数ですが見られます。あと、複数の個人情報を混ぜて使っている感じもする
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○商品をカートに入れ注文手続きを進めていくと、振込み口座を案内される。
※会社名ではなく、個人名義。中国系氏名が目立つんです。
★日本人名の名義も再び使われ始めた(9/29〜)ので注意。今後の動向に要注目!
※同じ店舗なのに、振込先口座がコロコロ変わる。
※逆に、別々の店舗なのに、複数のサイトで共通する振込先を案内される。
※口座数は数十にのぼる。口座を密売買で調達している可能性あり。
※本ブログ内「怪しい?口座リスト」を参照
※注文時の画面で、リンク画像が切れている場合がある。その際は、
MODULE_PAYMENT_WESTERNUNION_TEXT_CATALOG_LOGO という表示が出たりもする。
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○入金後、待てど暮らせど商品が届かない。
※以前は入金後、一切のレスポンスが無かった例が多かったものの、
9月下旬より、入金確認、商品発送を案内するメールが届く例が増えてきている模様
※口座凍結のためか、入金先を変更するよう案内するメールが来ることもあるらしい
※2週間振込みが無ければ、後払い決済用紙とともに商品を送るぞ、と案内される例も報告あり。
2週間待てば本当に商品が届くのか、まだ情報はない。(誰か人柱になってみないか??)
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○取引内容等につきメールで問い合わせてもレスポンスは無い。
※内容証明郵便等で問合せの手紙を送ったら、赤の他人(騙された人)に届くという困ったことにも
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○いつの間にか通販サイトが閉じられている?
※おそらく一定の収穫があるか、トラブルが発生するとサイトを閉じるものと思われます。
・・・が、現時点では閉鎖の条件は不明!随時調査中
※確実な閉鎖の条件は、警察等からサーバ業者へ要請が行った場合くらいか・・・?
こんな流れです。気をつけろ!!
この共通する手口さえ知っていれば、振込み前にピンとくるはずです!
被害者の声は、海外通販詐欺サイトデータベースに多く載ってます。僕もいくらか情報を寄せてます。
詐欺目的サイトのアドレス、ドメイン名を検索してもヒット数は少ないです。
特にそこから買ったとか、ユーザーサイドの情報は皆無に近いですね。
なぜならサイトを開設して日が浅く、かつ実際に購入できた人間がいないから。
比較的、被害報告のサイトがヒットするかな?
サイトの閉鎖や、振込先口座の凍結はいくらか進んでいる模様ですが、かなりいたちごっこな感じのようです。
自衛することが必要です。
もし引っかかってしまったら、こちら(預金保険機構)やこちら(当ブログ記事)を参考に、警察等へ相談を。 |
「詐欺?の手口」書庫の記事一覧
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2013/10/20(日) 午後 5:18
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2013/10/19(土) 午前 3:24
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2013/10/16(水) 午後 10:53
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2013/10/14(月) 午前 7:06
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2013/10/13(日) 午前 1:39
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2013/10/13(日) 午前 0:40
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2013/10/10(木) 午後 11:55
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