阪神の秋季練習が21日、甲子園球場で始まった。OBの掛布雅之氏(58)のGM付育成&打撃コーディネーター就任、日本代表コーチを務めた高代延博氏(59)の入閣など新体制も正式発表された。来季は契約最終年となる和田豊監督(51)の勝負イヤーの本格始動となったが、チーム内からは何よりも指揮官自身の“大変身”を求める声が噴出している。
走り込み中心の約2時間の練習を見守った和田監督は「今までと同じようなキャンプじゃいけないと思う。精神力を鍛えていかないとね」と来月1日から始まる秋季キャンプで虎ナインを心身ともに徹底的に鍛え直すことを宣言した。
終わってみれば覇者・巨人とは12・5ゲーム差。CSファーストステージも3位・広島に連敗して終戦と深い敗北感が残ったシーズンからの巻き返しを期しているだけに、ナインへの要求も多くなっている。その一方で、周囲からは和田監督に対する注文も突きつけられている。「対話路線」から「独断専行」への方針転換だ。
ある現場スタッフは「ウチはどうしてもファンやOBなど周りの声が大きい。それによって思い切ったことができなくなることがあった。どうしてもそれに配慮してオーダーを決めたり、采配を振っていた」という。
昨オフ、絶対的守護神だった藤川球児のメジャー移籍で空席となったストッパーに当初、和田監督は能見を指名したが、本人が拒否するとあっさり方針を撤回した。このように周囲の意見を尊重しながら物事を進めるのが和田流だが、2年連続V逸。対照的にリーグ優勝に導いた星野元監督(現楽天)、岡田元監督(現評論家)は周囲の声に全く耳を貸さない頑固さもあった。そこでチーム内からは「采配、オーダー、キャンプの練習メニューも批判覚悟で思い切ったことをしてほしい」(チーム関係者)という声が噴出するようになったのだ。
来季は3年契約の最終年。悔いを残さないためにも「監督・和田豊」のカラーを存分に出してほしいとチーム関係者は願っている。まず指揮官の大変身がV奪回への一歩となりそうだ。
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