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韓国人の“度量” 日本の資金で造った道路を誇る高齢者

産経新聞 10月23日(水)9時31分配信

 靖国神社への安倍晋三首相の「真榊(まさかき)」奉納や閣僚、国会議員の参拝をはじめ、日本をめぐる“歴史問題”で韓国メディアが騒がしい中、17年来の知り合いである高齢の韓国人と会った。

 「旧日本軍の禄をはんだ」というこの男性。日本の終戦当時、日本国内の部隊に属し、戦争が半年でも長引いていたら「戦地であの世に逝っていたかもしれない」という。結局、戦争で命は落とさず、故郷の朝鮮半島に戻った。帰国途中、原爆が投下された広島で遺体搬送もした。「飯を食わせてくれた日本への恩返し」だったそうだ。

 その後、韓国は朝鮮戦争で国土が荒廃したが、日韓基本条約を結び1965年に日本と国交正常化、日本から経済協力金を受けた。引き換えに韓国は個人の未払い賃金も含む一切の対日請求権を放棄。日本からの資金を基に、韓国は首都ソウルと釜山を結ぶ京釜高速道路など社会基盤を造り、それが今日の「先進国・大韓民国」への発展につながった。

 慰安婦問題、徴用での日本企業への訴訟。「もっと賠償しろ!」と子や孫の世代が日本を責めるのを尻目に「日本から受けた資金は私の世代の労苦の代償。その金で造った京釜高速道路の橋桁一本を『私の血と汗で次世代のために建てた』ぐらいには思っている」とつぶやいた。(名村隆寛)

最終更新:10月23日(水)10時58分

産経新聞

 
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