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「いいとも」は芸能界の出世コース

 タモリ(68)が司会を務めるフジテレビ系バラエティー「笑っていいとも!」(月~金曜正午)が、来年3月いっぱいで終了することが22日、番組内で電撃発表された。

 「笑っていいとも!」は芸能界の「出世コース」とも言える番組だった。国民的人気を誇るSMAPも中居正広(41)香取慎吾(36)草なぎ剛(39)が日替わりで出演。生放送でスキルを磨いてタレントとして飛躍した。終了が突然発表された22日、番組に出演していた中居は、顔をしかめながらタモリに「正式なことなんですか?」と問いかけていた。

 中居は、番組終了の発表に信じられないと言いたげな表情を浮かべ、タモリに問いかけた。タモリは表情を変えず「正式なことです」ときっぱり答えた。

 SMAPにとって何より大事な生番組だった。中居は94年4月の初出演から今年で20年。人生のほぼ半分は「いいとも」とともにあった。香取も中居と同時期に出演し始め、1年半遅れで草なぎもレギュラーに参加。タモリや一流タレント陣が繰り出す変幻自在のアドリブに鍛えられた。歌や踊りだけでなく万能アイドルグループとして成長。ファン層も広げた。草なぎはタモリを今も「バラエティーの師」と仰ぐ。タモリも過去の特番で3人について「20年たって他の番組で堂々とやって仕切っている姿を見ると、ふと昔のことを思い出します。やっぱり人間は成長していくんだなと思って感心しますね」と話していた。

 お笑いタレントも明石家さんま(58)ダウンタウンら大物をはじめ、現在第一線で活躍する芸人が次々とレギュラーで登場し、頂点に駆け上がっていった。

 さんまや笑福亭鶴瓶は、タモリとのフリートークで漫才とは違う掛け合いの面白さを視聴者にアピール。ウッチャンナンチャンやダウンタウンやナインティナイン、ロンドンブーツ1号2号、爆笑問題ら現在各局で冠番組を持つ人気芸人たちがこぞって曜日レギュラーで出演し、タモリと繰り広げるやりとりなどで、それぞれ個性を発揮した。

 昨年11月から「笑っていいとも!増刊号」に出演するデニスの植野行雄と松下宣夫も「ショック」ですとうなだれた。植野は現在、フジテレビ系ドラマ「海の上の診療所」で俳優デビュー。「『増刊号』がきっかけでプロデューサーさんの目にとまって出演が決まったんです」。運命を切り開く番組だった。

※なぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀

 [2013年10月23日7時47分 紙面から]

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