フジテレビ系「笑っていいとも」5000回を達成、第1回目の時のパネル(桜田淳子さん)を背にタモリ(2002年撮影)【拡大】
番組で新しい企画が提案されても、タモリは一切、口をはさまず、やってダメなら変えればいいという考え方だった。「タモリに怒鳴られたこともないし、裏切られたこともない。正確無比というのがタレント、タモリへの変わらぬ評価である」とつづっている。
生前、横澤さんは「番組の継続はタモリさん次第」と口にし、「適当」を座右の銘にするタモリを「タモリ的“テキトー”主義は、ちょうどいいあんばいにやるということで、過不足なしということだ」と称えていた。
放送終了間際に友人の笑福亭鶴瓶にネタふりをしてもらい、突然ひょうひょうと半年後の番組終了を告げたタモリ。これまで番組に一切、口をはさまなかった司会者が、横澤さんの“予言”通り最後は自ら決断を下したのかもしれない。
(紙面から)