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【スポーツ】

慶大・江藤督監 今季限りで退任 「ハッピーな4年間」

2013年10月23日 紙面から

優勝を決め、胴上げされる慶大の江藤監督=2011年5月30日、神宮球場で

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 慶大の江藤省三監督(71)が22日、今季限りで退任することを明らかにした。2010年、同校監督に初の元プロ監督として就任。2度のリーグ優勝を果たした江藤監督は「まだ、やらなければいけないことはあると思うが、ここでひと区切りをつけたい」と話した。選手には21日の明大戦で負けた後に退任を伝えており、次期監督は助監督として江藤監督を支えた竹内秀夫さん(58)が有力視される。

 慶大野球部は慰留したが、4年ひと区切りという意志は固く、江藤監督は「まだ、やり残したこともあるが、次の世代にバトンタッチしたい。ハッピーな4年間だった」と話した。

 江藤監督は2010年春に就任。開幕の東大戦で竹内大助投手がノーヒットノーランを達成する華々しいスタートで、11シーズンぶりのリーグ優勝。翌春は64年ぶりの春連覇を果たした。

 この年の大学選手権では、東京国際大の古葉竹識監督との元プロ監督対決も実現させた。秋には、神宮を沸かせた斎藤佑樹投手(現日本ハム)のラストシーズンだった早大と50年ぶりの優勝決定戦。惜しくも敗れたが、3万6000人の観衆を集めた。豊富な経験を生かして指導、阪神の伊藤隼太外野手、中日の福谷浩司投手と2年連続ドラフト1位選手を育てた。

 その後、4季連続で優勝を逃すと、一部OBからの風当たりも強くなった。今季は苦しみながらも開幕から勝ち点を重ねたが、21日に明大に連敗し、リーグ優勝が厳しくなった。シーズン中に退任を明らかにするのは本意ではなかったが、周囲が騒がしくなる前にチームに伝えようと、同日の試合後に神宮球場のロッカーで選手に話した。

 11月2日からは早大戦が残っており、明大が勝ち点を落とせば優勝の可能性もある。

 

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