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国際
オランダがグリーンピース活動家の釈放要求 ロシアの「海賊行為罪」適用に懸念の声
2013.10.5 20:23
[ロシア]
【モスクワ=遠藤良介】北極圏の海で油田開発への抗議活動を行った国際環境保護団体「グリーンピース」の活動家ら30人をロシア当局が「海賊行為」の罪で起訴した問題で、オランダのティメルマンス外相は4日、抗議船の差し押さえ解除と活動家らの釈放を求め、国際海洋法裁判所に提訴する考えを明らかにした。AP通信が伝えた。
抗議船の船籍はオランダで、起訴された30人は同国を含む18カ国の出身。海賊行為罪の適用にはロシア国内でも批判が多く、問題が国際的な広がりを見せる可能性が出てきた。
グリーンピースの活動家らは9月18日、露国営天然ガス企業「ガスプロム」の系列会社が北極圏ペチョラ海で進める海底油田開発に抗議。船で海上掘削施設「プリラズロムナヤ」に接近し、うち2人が施設によじ登ろうとした。乗船していたジャーナリスト2人を含む30人が拘束され、禁錮15年の最高刑を定めた刑法の海賊行為罪に問われた。
ただ、露刑法は海賊行為について、「他者の資産領有を目的とした船舶への攻撃」と明確に規定。環境保護を名目とした過激な抗議行動の是非はともかく、この条項の適用には国内でも懸念の声が出ている。露科学アカデミーの海洋法専門家は4日のラジオ番組で「国際法に照らしても、今回の行動は決して海賊とはみなされない」と語った。
ロシアは北極圏の資源開発に重点を置く方針で、プリラズロムナヤでは年内の生産開始を目指している。
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