あおぞら銀行に外国人会長 大手行首脳で初めて
あおぞら銀行は26日、米投資ファンドのサーベラスが筆頭株主になったのを受け、サーベラスと関係の深いエドワード・ハーシュフィールド取締役(66)が同日付で代表権のある会長に昇格する人事を発表した。
大手銀行の首脳に外国人が就任するのは初めて。邦銀では、第二地方銀行である東京スター銀行のタッド・バッジ頭取などの例がある。
ソフトバンクが今月5日、保有するあおぞら銀行株(発行済み株式の48・9%)をすべてサーベラスへ売却したのに伴い、ソフトバンクの笠井和彦取締役(66)が会長を退任し、会長職が空席となっていた。ハーシュフィールド氏は代表権を持つが、丸山博社長(67)も最高経営責任者(CEO)の地位にとどまる。
ハーシュフィールド氏はシティバンクなどを経て、外資系金融機関の社長などを歴任。サーベラスが今年6月に、取締役としてあおぞら銀行へ送り込んでいた。
【共同通信】
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