Updated: Tokyo  2013/10/23 04:07  |  New York  2013/10/22 15:07  |  London  2013/10/22 20:07
 

対米証券投資:8月は売り越し、中国の米国債売却が響く

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  10月22日(ブルームバーグ):8月の対米中長期証券投資は、中国が保有 する米国債の規模が6カ月ぶりの低い水準まで低下したことが影響し、売り越しとなった。

米財務省によると、8月の対米証券投資統計は外国政府と投資家の中長期金融資産取引額が外国人からみて89億ドルの売り越しとなった。ブルームバーグがまとめた予想は310億ドルの買い越しだった。

海外の公的機関による株式の売り越しは31億ドルと過去最大だった。

国別の米国債保有額では中国が依然として世界最大。同国の保有額は8月に112億ドル減少して1兆2700億ドルた。2位日本は1兆1500億と前月から137億ドル増加した。

株式スワップなど短期資産を含む金融資産の取引合計 は29億ドルの売り越し。前月は567億ドルの買い越しだった。

米国債は公的機関と民間含めて108億ドルの売り越し。前月は339億ドルの買い越しだった。米政府機関債168億ドルの買い越し。前月の222億ドルの買い越しから縮小した。社債は24億ドルの買い越しと、前月の9億2200万ドルの売り越しからプラスに転じた。

原題:Foreigners Sold U.S. Portfolio Assets as China CutTreasuries(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Kasia Klimasinska kklimasinska@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net

更新日時: 2013/10/23 00:57 JST

 
 
 
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