英財政赤字:9月は111億ポンドに縮小-不動産回復で税収増
10月22日(ブルームバーグ):英国の9月の財政赤字 はエコノミスト予想以上に縮小した。住宅市場の回復で不動産売買にかかる印紙税の徴収が増えたほか、消費拡大に伴う付加価値税の増収が寄与した。
英政府統計局(ONS)が22日発表した9月の財政赤字は銀行支援費用を除いたベースで111億ポンド(約1兆7600億円)と、前年同月の121億ポンドから縮小。ブルームバーグがまとめたエコノミスト22人の予想中央値は113億ポンドだった。税収は7%増で、6月以来の大きな伸び。政府支出は2.5%増えた。
英国の景気回復 を背景とした住宅市場の活況により、今年度の政府借り入れ額はオズボーン財務相が示した予定額を下回る公算がある。9月までの6カ月間の純借り入れ額は567億ポンドと前年同期の626億ポンドから減少。今年度純借り入れ額の3月時点の見通しは1200億ポンド。
原題:U.K. Budget Deficit Narrows as Property Recovery BoostsTaxes(抜粋)
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更新日時: 2013/10/22 18:11 JSTニュース一覧
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