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2013年10月23日
「第四の核」とは、1984年に発売されたフレデリック・フォーサイスの政治ミステリーです。先日(何故か)日本で劇場未公開だった同作品のDVDが発売されたので、10月14日配信の有料メルマガ「闇株新聞 プレミアム」の、お勧め「映画&書籍」コーナーで取り上げました。本日の記事と少しだけ内容が重なっていますが、書きたいことは全く違います。
フォーサイスの「第四の核」は、保守党・サッチャー政権時代の英国に親ソ連・親共産主義政権を誕生させて自由主義圏に打撃を与えるため、まだ崩壊前だった旧ソ連首脳部が「ある謀略」を仕掛けるストーリーです。
「その謀略」とは、英国に工作員を潜伏させ多数の部品を極秘に運び込んで小型原爆を組み立て、それを英国内の米軍基地で爆発させようとするものです。
そうなると英国では一気に、反米、反サッチャー、反軍事、反原爆運動が盛り上がり、来る総選挙では労働党政権の誕生が予想されるのですが、その労働党は謀略で「知らないうちに」ソ連に操られている幹部の影響を受けていました。
タイトルの「第四の核」とは、核拡散防止条約に付随している秘密議定書の4番目「核を必要以上に小型化・単純化しない」からきています。つまり核とは「誰でも組み立てられて、スーツケースに入れて運べる」ものなのです。
30年近く前のフィクションで、当の旧ソ連はとっくに消滅しているのですが、なぜか今この「第四の核」が非常に気になっています。
もちろん日本の近くには同じようなことを考えそうな独裁者がいる国があるので、もし米軍基地で小型原爆が爆発したらどうなるのでしょう? 日米同盟が大きく揺らぐことになります。
そこまで極端なことを想定しなくても、東京電力の現状は十分「原爆級」の影響を日本の政治に与える恐れがあります。
というより東京電力と福島の処理を含む原子力発電すべてにおいて、全く国家的見地を無視して「それぞれが勝手な議論に終始」しており、まさに国内外から「あらゆる謀略が入り込む余地がある」ことになります。しかもそれぞれ国家が揺るがされるようなものばかりです。
2020年オリンピックの東京招致に、安倍首相が「汚染水は完全にブロックされている」と国際的に公言してしまったのですが、その後なぜか急に汚染水漏れや高濃度エネルギー漏れのニュースが頻繁に飛び出しています。
東京電力の諮問機関として「原子力改革監視委員会」が昨年9月に「ひっそりと」発足しているのですが、その委員長が元米国原子力規制委員会(NRC)委員長、副委員長が英国原子力公社名誉会長、委員が(国籍は日本ですが)大前研一氏という、見事に外国人主導の委員会です。
10月12日に、そのジャッジ副委員長が「福島第一原子力発電所の廃炉作業は、東京電力から切り離して進めるべき」と述べています。
当の東京電力は全く当事者意識がなく、原発被害の賠償はすべて国に(国民の税金です)ツケ回し、円安や原油高を企業努力で吸収する努力は一切せずにすべて電力料金の値上げとしてツケ回すだけです。
そこへ最近、小泉元首相が「全く唐突に」原発ゼロをいい始めました。まあ小泉元首相は筋金入りの親米政治家なので、米国石油メジャーの意向を受けているのかもしれませんが、一層問題が複雑になったことは事実です。
東京電力については、9月9日付け「2020年夏季オリンピック開催決定で思うこと」で書いたように、収益性の高い発電・送電事業だけを外資に「格安」で売却してしまうのではないかと懸念しているのですが、それ以外にもいろいろと心配すべきことがありそうです。
盤石のように思える安倍政権が、仮にテロによって深刻な原発事故が東京周辺で起こることによって倒れ、原発ゼロを掲げて小泉親米政権が再登場するなど「悪夢のシナリオ」が実現してしまうかもしれないのです。
ここは冷静になって、いろいろと考えてみるべきなのです。
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