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東電 あふれたせきの対策急ぐ
10月21日 4時13分

東電 あふれたせきの対策急ぐ
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東京電力福島第一原子力発電所では、20日、大雨の影響で汚染水を貯蔵しているタンクを囲う「せき」12か所で水があふれました。
東京電力は海に流出した可能性もあるとみて調べるとともに、21日、「せき」の水をくみ出すポンプの能力を上げるなど、対策を急ぐことにしています。

福島第一原発では、20日、1号機から4号機の西側や南側にある、23か所のタンクエリアのうち12か所で、汚染水を貯蔵しているタンクを囲う「せき」から水があふれているのが相次いで見つかりました。
東京電力によりますと原発の敷地内では、20日午後2時からの5時間で合わせて100ミリの雨量が観測されたということです。
東京電力は、雨が弱まった20日夜遅くには水があふれている状態は解消されたとみていますが、あふれた水が近くの側溝を経て海に流出した可能性もあるとみて調べています。
また、高さ30センチの「せき」の水をくみ出すポンプの能力が低く、20日は作業が追いつかなかったことから、東京電力は21日、台風27号の接近に備えポンプの能力を上げるなど、対策を急ぐことにしています。
福島第一原発では、「せき」に水がたまった場合、タンクに移してから放射性物質の濃度が原子力規制委員会が認めた基準を下回れば敷地内に放出することになっていますが、20日はタンクに移さずに現場で濃度を測定し、基準を下回った場所で放出していて、東京電力の対応が問われています。

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