八尋ぽち『はめぺろ』
レビュー更新ができない日々が続くのはなかなかストレス溜まりますが、仕事自体は心身ともに概ね健康で頑張れておりますので、そこはご安心くださいませ。
さて本日は、八尋ぽち先生の『はめぺろ』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『ラブマチオ』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
ふんわり&もちもちな美少女ヒロインの柔らかボディが淫液でぐしゃぐしゃに濡れるエロ描写が秀逸な作品集となっています。
カラーページが多く、フルカラー作品4本の分量は6~8P。その他の作品は6~20P(16P弱)とコンビニ誌初出として中の下クラスの分量で推移。概ねエロメインの構築であり、ページ数こそ多くはないものの、質・量共に十分な満足感のある1冊と言えます。
【ダーク&インモラル要素をアクセントとする作劇】
前述した通りにエロメインの構築であるため、一部の作品を除いてシナリオの機能や読み応えは限定的であり、エロシーンにスムーズに流し込むことに専念している印象。
その一方、カテゴライズのやや難しい作風が並んでおり、コンビニ誌的にオーソドックスなカラッと明るく楽しいラブコメ系とは異なる印象を各作品から受けます。
しかし、これらのダーク&インモラルな方面に強く踏み込むことはほぼ無く、基本的には恋愛感情の発生によってコトが丸く収まるラストに収束しています。作劇の狙いとして中途半端な感はあり、ご都合主義感も目立ちますが、コンビニ誌的な読み口の柔らかさ・軽さを担保するという意味では正しい戦略とも評し得ます。
また、気弱ないじめられっ子であったり、無職で実家に寄生していたり、実の妹に手を出して勘当されていたりと、いろいろな意味で駄目さのある男性キャラクターを配しつつ、彼らが女性の母性によって受け入れられるという点で一定の甘さや幸福感を形成しているのも一つのポイントでしょう。
作劇に関しては長所も短所も明瞭ではありますが、前単行本から一貫してこのスタイルであるため、変にブレていないのは個人的には相応の加点材料ではあります。
【ふにふにと柔らかな二次元らしい肉感巨乳ボディ】
ヒロイン陣の年齢層に関しては、一部女教師さんや銭湯のお姉さんなど、20歳前後~20代半ば程度と思しきお姉さんキャラクターも登場するものの、基本的にはミドル~ハイティーン級と思しき美少女達が主力。
短編メインということもあって、ヒロインの設定は多彩であり、純真な妹ちゃん(コンビニ誌では御法度なので描き下ろし作品)、おっとりドSな女教師さん、少年に母性を刺激されるヤンキー娘にツンツンした生徒会長、お馬鹿なアイドル少女などといった割合にキャッチーな要素を備えさせたヒロインを揃えています。
肢体造形に関しては、妹キャラクターや姪っ子さんなど、ロリ色を比較的強調して小さめボディと控えめバストを組み合わせるタイプと、健康的な肉付きでモチモチ感を想起させる巨乳ガールズとが登場していますが、どちらのスタイルも女体の柔らかな質感を適度な丸みのラインで重んじていることは共通しています。
快楽天系列ながら、オサレ感を含ませることにはあまり注力せず、ごくオーソドックスなアニメ/エロゲー絵柄の萌えっぽさやキャッチーネスが美点の絵柄。上述の美巨乳の描写等も含め、生々しい淫猥さを排除して、二次元的なエロさを最重要視するスタイルとも感じます。
後述するエロ演出を筆頭に、作画密度を高く安定させていることもあって、画面のアタックが弱くなっていないのは、比較的コテコテの二次元絵柄の軽さを打ち消しており、適度な満腹感の形成に寄与。
【汁ダク演出が生み出すエロの適度な濃厚感】
前述した通り、シナリオを短く畳んで突入するエロシーンは抜きツールとして十分な分量を用意しており、特にヒロイン側のアクメ描写で抜き所を複数形成するエロ展開となっています。
前単行本で大きな強みであった、ヒロインがち○この根元まで吸いついてご奉仕するディープスロートの描写は一部で認められるものの、フェラそのものの投入率が下がっていたり、前戯パートでは射精シーンを設けないことが多かったりと、今回はメインの武器とは言い難くなっています。
エロ演出面では、この潮吹き描写と同調する豊潤な液汁描写が目立っており、ヒロイン達の柔らかボディを汗やら汁やらでぐっしょりと濡れ、紅潮した蕩け顔を涙や涎を伝う様子で、各コマの濃厚さや行為の熱っぽさを強調。
前述した柔らか巨乳はエロシーンを通じて大いに活躍しており、揉まれたり揺れたり、乳首を責められたりと、パワフルなピストンに花を添えます。修正こそやや大きめですが、割合に露骨な結合部見せ付け構図も煽情性の強化に貢献。
抽送パートでは体位を頻度高く変える傾向にあり、肉感ボディの重量感を味わう騎乗位やバックから乳を揉みながらの突き込みなども投入しつつ、フィニッシュは蕩け切った表情と濡れたおっぱいを正常位で正面に捉えつつの中出しフィニッシュ(一部外出しアリ)でラストの盛り上がりを叩きだしています。
作劇面でもエロ描写面でも、何かに“特化”するというスタイルではあまりなく、程良い濃さと訴求層の広さを適度なバランスで組み合わせているという印象があります。
個人的には、“ヤンキー娘がデレる”の意味でのヤンデレ美少女が登場する短編「ミルキーヤンキー」が最愛でございます。
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