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ハウス栽培しいたけ 1農家出荷制限解除へ10月22日 5時14分
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原発事故の影響で栃木県内では原木で栽培するしいたけの出荷制限が続いていますが、放射性物質の影響を受けにくいハウスの中で県が定めたマニュアルに基づき栽培している農家について近く、制限が解除される見通しになりました。
栃木県はおととしまで原木を使って栽培する生しいたけの全国2位の産地でしたが、原発事故のあと、国の基準値を上回る放射性物質が検出されたため、22の市と町で出荷が制限されています。
こうしたなか、栃木県はハウス栽培のしいたけについて出荷の再開に向けて独自の生産マニュアルを作り、栽培に使う原木は水で十分に洗浄するほか、屋外に木を出すときはシートをかけるなど管理を徹底するよう農家を指導してきました。
その結果、矢板市の1戸の農家で、しいたけから検出される放射性物質が安定して国の基準を下回るようになったということです。
このため栃木県は22日、この農家について出荷制限の解除を国に申請することを決め、栃木県によりますと近く、申請が認められる見通しだということです。
今後、ほかの農家に対してもマニュアルに基づいて栽培し、放射性物質が基準を下回っていることが確認されれば県の判断で順次、出荷の再開を認めることにしています。
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