〜山羊責め〜
 
フランスの拷問の中に「山羊責め」というものがあった。
これは、塩分を求めるヤギの習性を利用した拷問方法である。
 
まず受刑者の足をしっかりと固定し、足の裏にたっぷりと塩水を吹き付ける。
そして、ヤギを放つ。
そうするとヤギは、習性に従い足の裏を舐め始める。
最初はくすぐったいだけだが、ヤギのザラザラとした舌に何度も舐められているうちにやがて、皮膚が裂け、血が流れ始める。
 
血液にも塩分が含まれているので、塩水がなくなってもヤギは、舐めることをやめない。
この拷問は、足の裏の肉が削げ、骨が見えるまで続いた。
途中で発狂するものも少なくなかった・・・。
ヤギと塩水だけで現代でも再現可能だ。
 
−政宗 一成 作
 
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