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しいたけ出荷制限の解除を申請
10月22日 18時29分

原発事故のあと、原木を使ったしいたけの出荷ができなくなっていた栃木県は、矢板市の1戸の農家で放射性物質が国の基準を下回るしいたけを安定して生産できることが確認されたとして、出荷制限の解除を国に申請しました。
早ければ23日にも認められる見通しです。

栃木県は東日本大震災の前は原木を使って栽培する生しいたけの生産量が年間およそ1300トンと全国2位の産地でしたが、原発事故の影響で放射性物質が検出されるようになり、22の市と町で出荷ができなくなっています。
栃木県は事故後、独自にマニュアルを作って原木を土に触れないようにするなど厳重に管理して栽培するよう農家を指導してきました。その結果、ハウス栽培している矢板市の1戸の農家が国の基準を下回るしいたけを安定して生産できることが確認されたとして、22日、この農家について出荷制限の解除を国に申請しました。
早ければ23日にも出荷制限が解除される見通しです。
栃木県の福田知事は会見で「1農家で解除が秒読みになり、うれしく思っています。しいたけを作るべきか悩んでいる農家もいますが、すべての農家が解除に向けて取り組むことを期待します」と話しました。
栃木県内では県のマニュアルに基づいた栽培方法を採り入れる生産農家も出始めていて栃木県はほかの農家についても放射性物質が基準を下回ることが確認されれば、順次、出荷の再開を認めることにしています。

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ハウス栽培しいたけ 1農家出荷制限解除へ (10月22日 5時14分)

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