ニュース詳細
直木賞 連城三紀彦さん死去10月22日 9時56分
K10054509451_1310221538_1310221607.mp4
小説「恋文」や「戻り川心中」などの作品で知られる直木賞作家の連城三紀彦さんが今月19日、愛知県内の病院で亡くなりました。
65歳でした。
連城三紀彦さんは、名古屋市の出身で、早稲田大学を卒業した後、学習塾などに勤めながら執筆し、昭和53年にミステリー専門誌の新人賞に入選して作家デビューしました。
昭和56年に、ミステリー小説「戻り川心中」で日本推理作家協会賞を受賞、昭和59年にはそれまでのミステリー色を一掃した恋愛小説「恋文」で直木賞を受賞しました。
その後も叙情的な文体と巧みな心理描写でミステリーや恋愛小説を相次いで発表しました。
多くの作品がテレビドラマや映画になり、このうちNHKでは、「黒髪」や「新・恋愛小説館」などを原作にした同じタイトルのドラマが放送されました。
連城さんは、直木賞を受賞した年のNHK紅白歌合戦で審査員も務めました。
関係者によりますと、連城さんは去年の暮れから胃がんを患って治療を受けていましたが、肝臓に転移し、今月19日午前11時25分、愛知県内の病院で亡くなりました。
葬儀は、すでに近親者のみで営まれたということです。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|