2013年10月22日
【エピローグ】聖杯の見つけ方
いきなり結論から言うと、「聖杯」見つけた(というか悟った)ので、目的達成ということで近日中にTwitterアカウントを閉鎖します。
※Twitterもブログも、もともとは自分自身の聖杯探しのためのものでした。
※ちなみに、あくまで「自分にとっての聖杯」であって、ほかの人には聖杯でも何でもないと思う。
そういうわけで、このブログも最後の更新です。
ここ1ヶ月ほど、FT2(Forex Tester 2)でひたすら練習していること。
「デフォルトの$10,000を倍にするには、何営業日かかるのか」
<ルール>
・2012年1月から2013年9月まで、各月1日からスタート。倍になったら翌月へ
・ユーロ円、15分足オンリー
・インジケーターなし、水平線のみ
・初手1ロット、ナンピン3ロット
・ナンピンは1回まで
ルールはこれだけ。
上記期間すべての月を複数回試しましたが、最短で6営業日、最長で17営業日でした。
もちろんその月のボラにもよるからねー。
しかし、月内に倍にすることは100%できました。
一例として、2013年3月。
今年3月は9営業日で達成。(3月練習したのは2回目)
勝利のうち・・・
→初手でそのまま完投勝利(利確): 32勝(初手勝率86.4%)
総獲得pips: 621.8pips(平均69pips/日)

前半

後半
スコア表(スプレッドシート)
手法も至ってシンプルで、
・常にレンジに水平線を引く
・水平線は実体に引く
・レンジ上下限で逆張り、レンジ内は順張り。
・レンジブレイクされたら、順張りでついて行きながらさらにその一回り上のレンジを探す
・損切りしない
この手法のメリットは、損切りせず戻しで同値撤退するかナンピンによる平均約定で含み損を消し込むことになるので、基本的に「負け」がないという点。上記の成績の通り、3月はわずかに1敗のみ。
しかし、最大にして最悪のデメリットは、基本的に損切りしないので、もし逆張ってそのまま担がれまくったらどないすんねん、というところ。
この半年間(4/23~10/21)のユーロ円の平均的な騰落差は138pips。(日足ベース)
※ひまわり証券4本値をもとに算出
このレベルならナンピンでも十分リカバリー可能なので、日常的なトレードにはさほど影響しない。
しかし、今年最大の騰落差は、4/4に叩き出した約550pips。
確か、日銀の大艦巨砲(異次元緩和発表)だっけ。
ここまで一方的展開で騰落差が広がると、無限ナンピンはそのまま死への旅路となる。
どんな手法にも必ずデメリットがある。
問題は、その穴をどう塞ぐかということ。
A.ナンピン回数に上限を設定する。
→最大2回まで、とか。資金管理的に、最大ナンピンでも証拠金総量の30%程度に抑えるなど。
B.ナンピンは「救命ボート」と考える。
→平均約定で同値撤退するレベルに戻ったら即切る。無理に伸ばさない。
C.初手ポジを放っておいて、ナンピンポジのみを複数回利確する。
→※後述
D.ナンピン上限に達したら潔く損切りして順張りでついていく
上記の一つもしくは複数の方法で、死の旅路はほぼ回避することは可能と思う。
資金管理は、手法に勝る。
それに、これは初手が逆張りで逆行された場合の話で、トレンドには当初から順張りで入るため、そもそもこういう非常事態はあまり起こらない。
上記Cの詳細は下記の通り。

※上記で貼った「後半」チャートの最後の部分を拡大。水平線は適宜動かしてます。
この局面で計82pips、$2,500。
ナンピンポジは通常の3倍lotなので、これでノルマの4分の1ゲット。
※スコア表の60~64行目
※4)もしくは5)の段階で、平均約定でも同値撤退が可能でした。
テスターではナンピン上限を1回に制限しているので(実際の資金ではもっとたくさん撃てますが)、十分に距離をとってリカバリーすることにもだいぶ慣れました。
テスターで十分な検証を積んだ上で最近からリアルトレードにも適用してますが、そちらもほぼ同様のパフォーマンスが出せています。
まったく同じことすりゃいいわけだから、テスターとリアルを分けて考える必要もないね。
冒頭にも書いたとおり、これは私にとってもっとも勝ちやすい方法であって、これよりいい方法はいくらでもあると思う。
過去に何度も書いてきたとおり、私はここ1年半は月単位での負けはないものの、満足すべきトレードが常にできていたわけでもありません。
なので、よりよい手法を探し求め、いろんなトレーダーさんの手法をコピーしようと躍起になってました。
しかしそれらはエッセンスとして参考にはなるものの、完コピはできません。
結局、自分の聖杯は自分だけの聖杯であり、それも膨大な練習量を通じて自分の中から培われてくるものだと思います。
私は、自分だけの聖杯を見つけました。
今後もFT2の過去チャートで徹底的に反復練習しつつ、粛々とトレード筋力をつけてリアルトレードの精度を高めていきたいと思っています。
私の一貫したテーマは、
勝つよりも負けないトレード
です 。
長らくのご愛読、ありがとうございました。
※Twitterもブログも、もともとは自分自身の聖杯探しのためのものでした。
※ちなみに、あくまで「自分にとっての聖杯」であって、ほかの人には聖杯でも何でもないと思う。
そういうわけで、このブログも最後の更新です。
ここ1ヶ月ほど、FT2(Forex Tester 2)でひたすら練習していること。
「デフォルトの$10,000を倍にするには、何営業日かかるのか」
<ルール>
・2012年1月から2013年9月まで、各月1日からスタート。倍になったら翌月へ
・ユーロ円、15分足オンリー
・インジケーターなし、水平線のみ
・初手1ロット、ナンピン3ロット
・ナンピンは1回まで
ルールはこれだけ。
上記期間すべての月を複数回試しましたが、最短で6営業日、最長で17営業日でした。
もちろんその月のボラにもよるからねー。
しかし、月内に倍にすることは100%できました。
一例として、2013年3月。
今年3月は9営業日で達成。(3月練習したのは2回目)
勝敗数: 57戦37勝1敗19同値(勝率64.9%)
勝利のうち・・・
→初手でそのまま完投勝利(利確): 32勝(初手勝率86.4%)
→ナンピンで平均約定調整後の勝利(プラスにした上でまとめて利確): 5勝(勝率13.5%)
総獲得pips: 621.8pips(平均69pips/日)
前半
後半
スコア表(スプレッドシート)
手法も至ってシンプルで、
・常にレンジに水平線を引く
・水平線は実体に引く
・レンジ上下限で逆張り、レンジ内は順張り。
・レンジブレイクされたら、順張りでついて行きながらさらにその一回り上のレンジを探す
・損切りしない
この手法のメリットは、損切りせず戻しで同値撤退するかナンピンによる平均約定で含み損を消し込むことになるので、基本的に「負け」がないという点。上記の成績の通り、3月はわずかに1敗のみ。
しかし、最大にして最悪のデメリットは、基本的に損切りしないので、もし逆張ってそのまま担がれまくったらどないすんねん、というところ。
この半年間(4/23~10/21)のユーロ円の平均的な騰落差は138pips。(日足ベース)
※ひまわり証券4本値をもとに算出
このレベルならナンピンでも十分リカバリー可能なので、日常的なトレードにはさほど影響しない。
しかし、今年最大の騰落差は、4/4に叩き出した約550pips。
確か、日銀の大艦巨砲(異次元緩和発表)だっけ。
ここまで一方的展開で騰落差が広がると、無限ナンピンはそのまま死への旅路となる。
どんな手法にも必ずデメリットがある。
問題は、その穴をどう塞ぐかということ。
A.ナンピン回数に上限を設定する。
→最大2回まで、とか。資金管理的に、最大ナンピンでも証拠金総量の30%程度に抑えるなど。
B.ナンピンは「救命ボート」と考える。
→平均約定で同値撤退するレベルに戻ったら即切る。無理に伸ばさない。
C.初手ポジを放っておいて、ナンピンポジのみを複数回利確する。
→※後述
D.ナンピン上限に達したら潔く損切りして順張りでついていく
上記の一つもしくは複数の方法で、死の旅路はほぼ回避することは可能と思う。
資金管理は、手法に勝る。
それに、これは初手が逆張りで逆行された場合の話で、トレンドには当初から順張りで入るため、そもそもこういう非常事態はあまり起こらない。
上記Cの詳細は下記の通り。
※上記で貼った「後半」チャートの最後の部分を拡大。水平線は適宜動かしてます。
この局面で計82pips、$2,500。
ナンピンポジは通常の3倍lotなので、これでノルマの4分の1ゲット。
※スコア表の60~64行目
※4)もしくは5)の段階で、平均約定でも同値撤退が可能でした。
テスターではナンピン上限を1回に制限しているので(実際の資金ではもっとたくさん撃てますが)、十分に距離をとってリカバリーすることにもだいぶ慣れました。
テスターで十分な検証を積んだ上で最近からリアルトレードにも適用してますが、そちらもほぼ同様のパフォーマンスが出せています。
まったく同じことすりゃいいわけだから、テスターとリアルを分けて考える必要もないね。
冒頭にも書いたとおり、これは私にとってもっとも勝ちやすい方法であって、これよりいい方法はいくらでもあると思う。
過去に何度も書いてきたとおり、私はここ1年半は月単位での負けはないものの、満足すべきトレードが常にできていたわけでもありません。
なので、よりよい手法を探し求め、いろんなトレーダーさんの手法をコピーしようと躍起になってました。
しかしそれらはエッセンスとして参考にはなるものの、完コピはできません。
結局、自分の聖杯は自分だけの聖杯であり、それも膨大な練習量を通じて自分の中から培われてくるものだと思います。
私は、自分だけの聖杯を見つけました。
今後もFT2の過去チャートで徹底的に反復練習しつつ、粛々とトレード筋力をつけてリアルトレードの精度を高めていきたいと思っています。
私の一貫したテーマは、
勝つよりも負けないトレード
です 。
長らくのご愛読、ありがとうございました。