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【サッカー】

東南アジア提携リーグ国枠 Jリーグ来季から新設

2013年10月22日 紙面から

 Jリーグが、現行の外国人選手枠とアジア人選手枠とは別に、パートナーシップ協定を結ぶ東南アジアの「提携リーグ国枠」を来季から新設する方針を決めた。Jリーグが推進するアジア戦略の一環で、来年から創設するJ3での導入を検討していた当初の案をJ1、J2にも拡大。提携リーグ国の出身選手は、外国人枠、アジアサッカー連盟(AFC)傘下の国・地域出身のアジア人枠と区別してこの枠には含めず、東南アジアの選手獲得を容易にする狙いがある。

 Jリーグはアジア戦略を昨年から積極的に推し進め、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポールの計5カ国のリーグとパートナーシップ協定を結んでいる。提携リーグ国枠の新設に伴って、抜群のサッカー人気を誇る東南アジア出身のプレーヤーがJリーグでプレーする門戸が大きく広がる。

 さらに、経済成長の著しい東南アジアでJリーグの注目度や魅力を高め、放映権料や新規スポンサーの獲得などにつなげることが大きな目的の1つで、J2札幌がベトナム代表の英雄、FWビンを獲得するなど先駆けた動きもある。

 外国籍選手枠に関するルールの変更は1993年のJリーグ創設以来、2度目。J1、J2では、国籍を問わない外国人3人、アジア人1人、提携リーグ国出身1人の計5人の外国籍選手を起用することが可能となる。Jリーグ関係者は「J1レベルだと戦力的なメリットは期待薄かもしれない」と指摘しながらも、「将来的にはJリーグの発展につながる可能性は十分ある」と話した。

 

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