年内はブルペンでの投球を封印する藤浪。休養と体力強化に専念する【拡大】
藤浪の今オフの大きな課題はインステップの矯正。踏み出す左足が三塁側に寄っており、故障する可能性もある。中西コーチは「フォームなどの矯正はその後。シャドーやネット(ピッチング)をこなしてな」と休養と強化を優先させることを明かした上で「変えるにしても、本人が納得してから変えないと」としっかりとコミュニケーションを取り、新たな理想型に近づける。
鳴り物入りで入団したルーキーイヤーは規定投球回には6回1/3届かなかったが、年間通じてローテを守りきり10勝(6敗)を挙げた。広島とのクライマックスシリーズでは初戦を任せられるなど、信頼される投手に成長した。さらなる飛躍へ、藤浪改造計画はゆっくりと動き出す。(渡辺 洋次)
(紙面から)