私の大好きな南米ウィローモス
綺麗に活着させようと試行錯誤した結果、このような形になりました♪
色々な形状の流木や岩に活着させて、南米ウィローモスのみのレイアウト(?)水槽を楽しんでいた時期もありました(苦笑)。
レイアウト水槽そのものが作品であり、また、その中の流木や岩一つ一つが作品であります。
こんな南米ウィローモスフェチである私の自己流活着法をご紹介致します。
ご参考までに♪


●用意する物

@南米ウィローモス
状態が良いにこしたことはありませんが、「苔」ゆえに、本来かなり生命力は強いです!少々難ありでも問題ないので、質より量で安く入手すればOK。でも、黄色く変色し始めているのはダメです。

A岩(石)・流木
ノーマルのウィローモスに比べると、南米ウィローモスの方が活着力が弱めです。岩を利用する場合は、できるだけ表面に凹凸のあるものを選んでくださいね。溶岩石系がベスト!お勧めです。

B糸
色々と賛否があると思いますが、私は釣り糸を使用します。太さは0.6〜1.0号がお勧め。釣り糸は細すぎても、太すぎても扱いにくいので、この太さあたりがちょうど良いと思います。色は無色透明が絶対お勧めです。質は関係ないので、安い物で十分!ちなみに私は1000メートル巻きで1000円以下のものを使用してます。

Cその他・・・ハサミぐらいでしょうか。

★ポイント@★

以前より「ショップで購入した南米ウィローモスが三角形の葉に育ちません。どうしたら良いですか?」というご質問をよく頂きます。
そもそも「南米ウィローモス」という名は通称(流通名)であり、こういう表現があっているかどうか分かりませんが・・・分かりやすく言うと「南米ウィローモス」という名の植物は存在しないようです。
しかも、困ったことに「南米産」のウィローモスというだけで、三角形になるタイプ、ならないタイプ等、数種類のタイプがショップに出回り存在するようです・・・どれも「南米産」であれば全部本物ということになります。(←三角形の葉を楽しみにしている私たちにとっては、実に迷惑な話です(苦笑))
間違いなく三角形の葉を楽しみたい!という場合は、購入する時点ですでに三角形の葉を展開しているウィローモスを購入することをお勧め致します。それなら間違いありません。三角形の葉を展開する前の時点では、見分けはなかなか難しいと思います。

●勇気を出して、ちぎりましょう!

状態の良い三角形状の南米ウィローモスを準備した、あ・な・た!

★ポイントA★(^_−)−☆

ここでは勇気を出して、葉を細かくちぎっていきます。

「え〜!せっかく三角形なのに。」と思うかもしれませんが、ここで三角形の葉のまま巻き付けては、作品完成まで大幅な時間のロスが生じてしまいます。
糸で巻き付ければ、三角形のままでも、細かくちぎっても外見は同じです。ご安心ください(爆)。
細かくちぎることにより、この一過程で大幅に密度が増します!!!

と申しましても、細かすぎては巻き付けができません(苦笑)。
表現が難しいのですが、「適当」に・・・(*^_^*)


●密にしっかり巻き付けよう!

葉を細かくちぎれば、ちぎるほど、巻き付け作業は難しくなります。

でも、気を抜かないでe(^。^)g_ファイト!!!!!

ここが最初で最後の難関です!
そっと巻こうと思っても・・・パラパラ、パラパラ、岩から落ちてきます。
イライラし始めたら一休み( ^-^)_旦~
この作業が、後々作品の繊細な美しさ、ボリュームを大きく左右します。

縦方向にぐるぐる、ぐるぐる・・・
い〜とぉ〜巻き巻き♪い〜とぉ〜巻き巻き♪
横方向にもぐるぐる、ぐるぐる・・・
い〜とぉ〜巻き巻き♪い〜とぉ〜巻き巻き♪

作品完成時を想像しながら、楽しみながら巻きましょう。
くれぐれも、ニヤニヤしながら糸を巻く姿を家族に見られないようにしてくださいね!

今回使用した糸は、撮影用に見やすくするために1.5号を使用しています。
1.5号でも作品完成時には全く目立ちません。ただ、少し張りがあるので作業がしにくいかも。


●愛情を持って観察するのみ!

南米ウィローモスの成長は早いと言えば早い。遅いと言えば、遅いです。
焦らず、じっくりと育成過程を楽しみましょう。

ただし、この時期は作品の土台が形成されるとっても大切な時期!
少々のコケや、所々少々枯れてしまうのはあまり気にしなくても大丈夫ですが、大量のコケや全体が茶色く痛んできてしまったら、残念ながらここでストップ(終了)した方が無難かもしれません。今一度、育成環境を見直し、再度チャレンジ♪
そのまま継続しても、コケの温床となるか、完全に枯れてしまい水質の悪化にも繋がってしまう恐れありです。

●最初のカット

しばらくすると、このように「ツンツン」と葉が成長してきます。

ここまでにかかる時間は・・・残念ながら一概には言えません。
育成自体は光量少なめ、CO2無添加でも問題ありませんが、成長スピードに関しては、高光量、CO2添加のほうが断然早いです。

ご覧の通り、初期のこの時点ではノーマルのウィローモスと南米ウィローモスとの区別が付きにくいです。
棒状の新芽がツンツンと出てくるだけです。
密度も低く、見栄えも冴えません。虎刈り状態。。

かわいい、かわいい、待望の新芽ですが・・・

ぜ〜んぶ、カットしちゃいます☆☆\(^o^♪エイッ
この作業が結構楽しいんです。チョキチョキ(笑)。

イメージ的にはトリミングじゃなくって、カットです(爆)。

下の写真がカットした後のものです。
新芽の部分を2〜3ミリ残して、ハサミでチョキチョキ、み〜んなカット!
かわいそうな気がしますが、これをやらなければ葉の密度があがりません。
逆に、これを繰り返すだけで、ドンドン密度が増していきます!!!


●ひたすら愛情を注ぎながら観察するのみ( ^‐^)_且~~  (-。-)y-~~~~ 


●「それ」らしくなってきます(笑)

ここまで来ると、ようやく「それ」らしくなってきます。
中には早くも三角形状に展開している葉も見られます。

「本当に、このHPを信じて良いのか?」と不安に思っていた、あ・な・た!
ここまで来れば、もう大丈夫!!!疑惑は晴れ、育成に張り合いが出てきます。
ここからは、次々に三角形状の葉が展開されてきます。
このまま仕上げてしまっても十分見応えある作品になります。

でも・・・
せっかくここまで挑戦したのですから、もう一度カットしちゃいましょう!
今度は0.5〜1.0pほど残してトリミング。

イメージ的にはカットじゃなくって、トリミング(爆爆)。


●楽しみ倍増!
ここまで来ると、CRSなどが作品上に乗ると非常に「絵」になります。
是非、デジカメの準備を・・・。

●スペースの確保?

トリミングを3〜4回続けると、左のような状態まで仕上がってきます。
巻き付ける前の岩の大きさと比較すると、2倍近い大きさです。
10p前後の岩が20p超の「森」になるのですから、スペースの確保も考えて行かなくてはなりません。
60p水槽でも十分、メインプランツになります。

ここからは全体の形、密度を整えていきましょう!

もし、密度を上げていきたい箇所があれば、あえてそこを虐めます。
薄い部分は、そっとしておきたいところですが逆です(笑)。
あなたは「S」に徹してください・・・フッフフ。

●その後・・・

トリミングを行い、私なりに限界まで育成してみました。
左の写真は約6ヶ月経過した作品です。

ちょっぴり、綺麗さを通り越してしまった感が・・・(苦笑)。

ここまできたら、潔くリセットしちゃいましょう。
南米ウィローモスの量はセット時に比べると、楽に10〜20倍以上になっているはず。

・・・ということは・・・

10〜20個の作品が新たに作成可能というわけです(爆)!
さぁ〜頑張って、い〜とぉ〜巻き巻き♪い〜とぉ〜巻き巻き♪
e(^。^)g_ファイト!!


●最後に・・・

以上、浅はかではありますが、思い浮かぶ全ての事項を掲載してみました。
あくまでも自己流の育成方法なので、ご意見、ご指摘等多々あると思いますが、どうかお許しくださいm(__)mペコ
また、南米ウィローモスに対するご質問等ございましたら「掲示板」にてお気軽にどうぞ(^_-)-☆