『ボールのリアクションが悪くなったし、買い換えようかな〜?』と、
言っているのを耳にします。
当然、ボウリングのボールは消耗品で、箱出しから比べると、
スペックは必然的に落ちていきます。
確かに新しいボールを買うことで問題は解決されますが、
果たしてそうでしょうか?
本当にボールの寿命が来ているのでしょうか?
でわそういう人達も含めて、皆さんは実際にはどのようなメンテをされているのでしょうか?
@多くのボウラーの方は、
ゲーム終了後に、専用のボールクリーナーでボールを拭いています。
これは、殆のボウラーの方は実践していると思います。
ここで注意しないといけないのは、
専用のクリーナー以外は使ってはいけないことです。
特に揮発性のあるアルコール系のクリーナーは、
ボールの添加物(可塑剤)を破壊するので、
使用しないでください。
たた、その前に必ずして欲しいのは、投球時にボールを拭くことです。
レーンやボールリターンのオイルがボールに付着したままだと、
当然、摩擦力が無くなり、ボールは曲がらないし、
ボールがオイルを吸ってしまいます。
この時に出来れば、マイクロファイバー系のタオルで拭いてください!
何故ならば、現在のボール表面は微粒子で構成され、
その隙間にオイルが付着するからです。
これだけでも寿命は変わります。
A次はボールのオイル抜きがありますが、これを実施する人は極端に減ります。
オイル抜きは30G〜50Gを目安と言われています。
以前は、熱処理によるオイル抜きが主流でしたが、
この方法だと表面の可塑剤が破壊されてしまい、
表面の分子組み合わせが変わるので、
あまりオススメできません!(1〜2回が限度)
特に、オイル吸着率が高いボールは、性能劣化が顕著に現れます。
(THEONEシリーズ・ブラックウィドウシリーズは特に激しかったです。)
この数年で、エクセノヤマミズから発売された、
パーフェクトオイルリムーバーの出現で、
安易にオイル抜きが出来るようになりましたが、
普及率はまだまだ少ないと思います。
この商品は、ボール劣化は激しくないですが、
全工程で30分弱かかるのが欠点です。
A-2次はボール表面のキズとりですが、一番実施する人が少ないのではないでしょうか?
また、A-2としたのには訳があります。
表面のキズはオイルの吸着を早めてしまうのと同時に、
ボールのリアクションにも影響を及ぼします。
このキズに関しては、投球によって自然にできるキズと、
マシンによって出来るものと分かれます。
前者は細かなキズがローリング上に出来ます。
後者は削れたようなキズが不規則に出来ます。
前者は特に気にかけない場合が多く、
後者は気づいてもセンターによっては対処をしてもらえず、
放置するパターンが多いです。(R1では対処しませんでした。)
これはショップにて処理をしてもらわなければなりません。
この上記3点が、以前までのボールメンテの主流でした。
しかし、昨今では表面処理の多様化と共に、
ボールメンテナンスの内容も多様化しています。
下記はSTORM・ROTOGRIP社が提唱する、
ボールメンテナンス・スケジュールです。
*他のメーカーのボールにも適用できます。
*ポリッシュの30G欄のパッド研磨は、最終表面処理パッドになります。
*60Gのコンプリート・りサーフェイシングについては、
表面処理の全工程になります。
今回、長々と記事を書いてきましたが、結論を出すとすごく簡単です。
1.メンテナンスは必要な事なので、必ず行って欲しい!→寿命が伸びる!
2.表面処理の多様化により、ボールの表面加工を頻繁にしても良い!→希望するリアクションが得れる。
3.表面処理を全工程行えばキズも取れる!→新品状態!
4.決して安い買い物ではないので、愛着を持って使用して欲しい!→ショップの人に怒られるw
2.については、STORM・ROTOGRIP社の製品の場合、
特化して言えます!(表面処理の違いのため。)
ただ、上記の作業全部(1〜3)を、仮に人の手で行った場合、
場合によっては1時間は掛かる可能性もありますし、
処理にムラが出るかもしれません。
もし、ご自身の行かれているセンターやショップに、
STORM社のSurface Factoryがあるのならば、
一度試してみてください。
製造工場で実際に使用しているマシーンと同じ構造です。
使用すると、新品時とほぼ同じ状態まで、ボールが復活します。
きっと、メンテナンスの必要性を分かってもらえると思います。
Surface Factory設置店はこちら
http://www.hi-sp.co.jp/surface_factory_location.htm
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