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【経済】

白斑被害さらに1200人 カネボウ、計1万5000人に

 カネボウ化粧品は二十一日、美白化粧品で肌がまだらに白くなる「白斑」の症状を確認した被害者が十三日時点の調査で新たに千二百三十三人増えたと発表した。白斑の被害者は九月二十九日時点の一万三千九百五十九人から一万五千百九十二人となった。

 症状を確認した利用者のうち、五千二百人は白斑が「三カ所以上」「大きさ五センチ以上」などの重い症状。

 そのうちの九百五十六人は顔や手など広範囲に明らかな白斑があるという。それ以外の軽症者は六千七百四十六人。

 完治やほぼ回復した人は三千二百四十六人だった。

 カネボウ化粧品によると、美白化粧品の自主回収を発表した七月上旬から複数回訪問できた被害者四百三十七人のうち約七割では、一回目の訪問時より症状に改善傾向がみられたという。

 広報担当者は「被害者数の確認作業もめどがついてきた」と話している。

 今後、被害者数の情報を原則として毎週月曜日にホームページ上で公表するという。

 

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