レスリング選手から実業家に転身した故青木廣彰(ロッキー青木)さんの夫人、恵子さんが特別非営利活動(NPO)法人「動物と人の愛と絆促進協会」を設立。記念パーティーが8月末に東京都内であった。
青木さんはレスリング日本選抜メンバーとして米国に遠征し、そのまま現地にとどまって経営学を学び、鉄板焼きレストラン「BENIHANA」を開店した。熱気球で太平洋横断にチャレンジする冒険家でもあり、その挑戦欲は見習うことが多かった。アスリートから事業家へ転身は格闘家をはじめスポーツ選手の憧れで、スポーツを社会で生かして還元する理想は多くの選手を魅了した。
恵子さんは「青木は多くの女性を愛し、子供もいっぱいいる」と話して会場を沸かせた。青木さんが目指した2度目の東京五輪招致が決まった。アスリートは当面、競技に徹することになるだろうが、青木さんのような引き際の選択肢も子供たちに教えてほしい。 (格闘技評論家)
この記事を印刷する