2012年6月25日

NAZEN杉並デモ

週刊『前進』06頁(2541号4面2)(2012/06/25)

NAZEN杉並デモ
 6・17 “念願の初参加”の人も

(写真 大飯原発の現地行動と連帯してデモを行うNAZEN杉並の隊列【6月17日 阿佐ケ谷駅前】)  

 6月17日、真夏のような蒸し暑さのなか、NAZEN杉並の反原発デモを阿佐谷で打ちぬきました。これまでも何回かの反原発デモを杉並で継続して実施してきました。今回は大飯原発再稼働をめぐる情勢が緊迫し、野田政権・電力資本に対する怒りが高まるなか、50人近くの人に集まってもらったうえに、街頭から幾人かの飛び入り参加もありました。自転車を押しながら参加した青年もいました。車イスの夫婦は、念願の反原発デモ初参加だったそうです。
 沿道を行く人たちの反応もよく、NAZEN杉並として相当やりきったなという実感をもつことができました。
 杉並区役所までのデモを終えて、駅頭宣伝のためにJR阿佐ケ谷駅に向かいましたが、のぼりやメッセージボードなどそのままでアーケード街を歩くだけでなかなかの宣伝になりました。「あっ! さっきの原発反対の人たちね」と話しながら歩く買い物客もありました。
 街頭での宣伝活動はちょっとした工夫が大きな力を持つものです。阿佐ケ谷駅前では、1時間半で署名150筆が集まり、インターネットで今日のデモを知って来た20歳代の女性労働者も合流して街宣行動に参加するなど、NAZEN杉並として大いに意気が上がりました。
 この日は、福井とおおい現地でも闘争が組まれ、青森県大間でも原発建設阻止闘争が闘われました。私たちNAZEN杉並の仲間もそれぞれの行動にかけつけ、杉並デモと一体で闘いました。大飯原発再稼働に抗議する労働者人民1万人が首相官邸を取り巻く情勢は、反原発運動にとって大きな飛躍点を迎えていることを示しています。いまこそ3・11東日本大震災とは何なのかを見据え、福島の人びとの怒り、苦しみ、悲しみとひとつになり、新たな反核・反原発運動を切り開いていく先頭に、私たちNAZEN杉並も立っていきたいと思います。
 6・23反原発杉並集会(杉並産業商工会館・午後6時半)への大結集を実現しよう!
 (NAZEN杉並・北島邦彦)