米JPモルガン、MBS訴訟で和解金130億ドル支払いへ=関係筋
[ワシントン/ニューヨーク 19日 ロイター] - 米JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)は金融危機前の住宅ローン担保証券(MBS)事業をめぐる訴訟に関連し、米司法省や他の政府機関と和解し、130億ドル(約1兆2700億円)を支払うことで暫定的に合意した。関係筋が19日明らかにした。政府と単独の民間企業との間での和解金としては、過去最大という。
暫定合意には、住宅ローン証券化・販売に関する一部の刑事訴追に絡む捜査の解決は含まれていない。別の関係筋によると、この点で和解協議が行き詰っており、JPモルガン側が譲歩せざるを得なかったという。
現時点で継続中の刑事捜査に関連し、JPモルガンのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は今後も対応を迫られることになる。
1人目の関係筋によると、18日夜に司法省のホルダー長官とダイモンCEOが電話で合意の大まかな内容を話し合って決まった。9月25日に両者が協議した時点では、110億ドルでの合意が挙がっていた。
和解に含まれる証券の約80%は、JPモルガンが政府の要請に応じて買収したベアー・スターンズやワシントン・ミューチュアルによるものとなっている。
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